火曜日, 10月 31, 2006

ダライ・ラマ



今でも興奮が冷めやらない。

実は今日ダライ・ラマ法王にとんでもなく近い距離でお会いすることができた。いろんな偶然が重なっておきた出来事だった。

少しほど前友人から連絡があり、写真家の松本榮一さんが36年にわたるダライ・ラマ法王との交流をまとめた新しい本を出版されたので販売を手伝ってくれないかという話だった。10月31日にちょうどダライ・ラマ法王が来日されるにあたり仏教界が主催した私的な講演会があり、その前後に新しい本を販売することになったわけである。

もちろん二つ返事で答えた私。

今から10年ほど前になるがアメリカに住んでいたおり、ちょうどダライ・ラマ法王の本を読んで興味を持っていたからである。あの頃法王はNYに滞在していたり、講演会を開いたりとアメリカにおいて話題になっていたし、ブックストアに行ってもたくさんの著作が並んでいた記憶がある。

講演も聴けるということだったので、とても楽しみで前日は眠れないぐらいだった。

私は当日の7時半集合ということだったが、作家の松本さんは前日から会場のホテルに入っていた。その時主催者のお坊様から、ダライ・ラマ法王が到着され、講演会が始まる前に仏教界の重鎮の方々の写真撮影をするのでそのときに写真を撮ってほしいと頼まれたそうである。

実際素晴らしいプロの写真家というものは、普段はカメラは持ち歩いてはいないそうである。
もちろんデジカメなんて持ち合わせがない。で、もう外出してしまったので当日私のデジカメで撮りたいとのこと。

もちろん助手(?)ということでその控室に入ることを許されたのだった。

会場に到着後まず控室のほうへ案内された法王は、とてもフレンドリーな感じだ。もちろんお坊様だけではなく一般には恐れ多くて、とてもじゃないけどなかなか話をするのも大変だろうという方であるのに、なぜか私にはとても親しみやすく感じたのだった。
あのいつも笑みを絶やさない笑顔としっかりとした話方からだろうか?彼の周りからはオーラというのかやさしいエネルギーを感じとてもうれしくなった。

お坊様達の写真を撮り終えた後、最後に松本さんがご自分の本を渡したところ、その本を開いた法王はとても懐かしそうな嬉しそうな顔をされた。
ちょうど開いたページになつかしい昔の写真をみつけたのだろう。
とっさに私は
" Can I take a picture ? "
と大胆にも声をかけてしまった。

ダライ・ラマ法王と松本さんの素敵なツーショットが撮れた。36年にわたる二人の交流とそれまで築かれた確かな事実がしっかりと映った写真になったと思う。

その後のダライ・ラマ法王の講演もとても興味深かった。

< 世界平和についての話 >

一人一人の徳は小さいけれど、みなが集まれば大きな功徳になる。お互いに学びあえばいいのだ。

世界平和には非暴力と慈悲の実践が必要。

慈悲とはどんな生き物にも自然に備わっているもの。「幸せになったらいいな~」という感情が慈しみである。

愛、慈悲は生き延びてくためには必要である。怒り、嫉妬、プライドは生きていくための妨げになる。
これらはひとつの対象に対してどちらかにしか働かない。これは同時では起こらないということだから愛を増やすには憎しみを減らしていくこと。

平和を望むなら心の持ちようを変えていかなければならない。
それにはCompassion(思いやり)が必要で、心の中の内なる平和をもとに達成されなければならない。このCompassionをもてるよう心の修養が必要である。

この修養には宗教的な支援と宗教とは別の支援がある。

どうやって愛情を育てるのか。
命あるものは母の子宮から生れ落ちて、まず最初に母の心からの愛情によって人生の第一歩を歩む。母の愛情は大事で不可欠である。従って、Promotion of compassion(思いやりの促進)が教育なのである。


宗教的な支援は仏教哲学の話になり、少し難しかったので一般的な話に留めておこうと思う。

ダライ・ラマ法王は今はなきチベットの政治的王であり、宗教的な法王なのである。中国による実行支配後、亡命、チベット亡命政府樹立と幾多の苦難を経験し、チベット難民のために活動をしているダライ・ラマ法王は非暴力と慈悲の実践で中国と立ち向かおうとしている。
http://www.tibethouse.jp/international/index.html

暴力に対して暴力ではなく、それを乗り越え非暴力で対話をする人。人間としての進化をはるか先をいっている人だと思う。
いや、人ではないのかもしれない。

現状を思うと、このやり方でないと暴力の連鎖はなくならないし、前には進めない。民族、宗教を超えて地球規模で物事を考えるしか紛争はなくならない。

実際はそんな甘いものではない、相手が攻撃してきたらどうする!とうい議論になってしまうところを、心で解決できればいいのにといつも思う。

ちょうど今亡命チベット人の少年僧が中国兵に撃ち殺された衝撃の映像が世界中を駆け巡っている。
http://www.tibethouse.jp/news_release/2006/061022_refugees.html


個々人としてはまず慈悲の実践を日々行うことだろう。



*松本榮一さんの本 「聞き書き ダライ・ラマの言葉」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140881941/hatena-22/ref=nosim


*ダライ・ラマ法王は11/1-9まで広島でレクチャーをされ、11/10に両国国技館で講演をされます。
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/2006japan/

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

できれば、私もアフィリエイトとしてお手伝いしたいのですが、可能でしょうか。(笑)


知り合いの知り合いは、知り合いなのですが、すごい方をご存知ですね。


でも、私も間接的にご縁がありますので、ご利益がありそうです。



~日米欧を知る?~
エクスパット

maki さんのコメント...

エクスパットさん

間接的なご縁とはどんな??

ダライ・ラマ法王がおっしゃることは簡単なようでいて、実践することは難しいといつも思います。

完全でなくとも近づければいいですね。

ぬわあ さんのコメント...

はじめまして。
私は明日から広島に向かうのですが、ちょうど松本榮一さんの本を読み終えたところで、「ネット上(ブログ)ではどんなことを書かれている方がいるのかなぁ…」と思い、検索をはじめたところです。
松本さんとダライ・ラマ法王のツーショット写真にもちょっとビックリしました。

maki さんのコメント...

ぬわあさん

広島に行く前にこの写真を届けれられたことほんとに嬉しく思います。

松本さんの本は、ダライ・ラマ法王の日常の写真が収められていてとても貴重な1冊ですね。