火曜日, 8月 26, 2008

Surf Girl に挑戦 !

Surf Girl という年ではないのでちょっと恥ずかしいのだけれど、前からずっとやってみたいと思っていたサーフィンに挑戦してみた。


思えばいろんなスポーツをしてきた私。
サラリーマン時代は、ゴルフもする機会が多かったので、ゴルフにも良く行ったけれど、リゾートでやるゴルフ以外に関してはそれはもう大変、お金はかかるし、早起きしないといけないし、行くまでに時間がかかるしと大変なスポーツだった。


ダイビングもずいぶん前にライセンスを取ったけれど、これはリゾートに行った時にできればいいやぐらいの気持ちだった。
それでも自前のウェットスーツや器材を購入するとお金はかかる。

素晴らしいサンゴ礁があるところは別だけれど、近くの海にもぐりたいとは思わないのでなんとなく遠のいてしまう。


その点、サーフィンはボードさえあれば、あとは自然とお友達。

波に乗ることに憧れるというより、パドルで沖にでてぷかぷかしてると気持ちいいだろうなあ~って思っていた。



今回は葉山在住の友人宅に前日からお世話になり、朝からいろいろ活動ができた。

もちろん前日は一宿一飯の恩義ということでお料理は作ることに。
葉山駅前の魚屋さんで白身の魚と海老を仕入れて(すごく安かった!)アクアパッツァを作った。最後にリングイネを絡めて食べたけれど、ほんとにおいしい。
あとは前日から作ってたったラタテュイユと生ハムといちじく。


彼らの家は1年ちょっと前に建てられた素敵におうち。
ギリシア風をイメージしていて、白いしっくいの壁が明るくて海の側の家にぴったり。

もちろん海は目の前なので、外にもシャワーがついていてサーファー仕様になっている。

とにかく、水着のままボードを持って海にいけるというロケーションは素晴らしい。
この日の天気は曇りだったので、暑すぎず波も穏やかで初心者にはちょうどいい。

友人の家にはいろいろなボードがあり、日本でも珍しいというパドルボードにまず乗ってみた。このボードはパドル専用なので、大きくて浮力のあるボード。
手をクロールのようにするだけですいすいと進む。
でも手だけなのでもちろん疲れてくるが、そんな時はしばらくぼーとする。

沖まで出ると見えなかった江ノ島もよく見える。
そしてお魚が跳ねる。ぼらだそうだけれど、ぴょんぴょん跳ねている。
また沖から眺める景色はまた素敵だった。
いつもと違う風景。こんな感じで海を楽しめるのはいい。

今度はロングボードに乗り換えてパドリング。
先に練習していたので以外に楽にできた。

それにヨガをやってきたお陰か、バランス感覚と背筋と腹筋があるのでやりやすいのかも。
そういえば、有名なプロサーファーもヨガをやっているというし、ヨガとサーフィンは両方やるとマッチしているスポーツなのかもしれない。

今回は波のないところでの練習だったので、次回は少し波のあるところでやってみたいと思った。


そしてもうひとつ嬉しかったこと。
友人のお宅に泊まらせてもらったお陰で、葉山のおいしいパンやさん「ブレドール」のパン食べ放題に行くことができた。憧れの食べ放題。

なんと10種類も食べてしまった。
だって、焼きたてのパンがどんどん出てくるわけだから、ついつい手がでる。
飲み物とスープかサラダがついて1200円。

お得すぎ~!!

もちろん自宅用のパンも買って帰りました~

最近流行りのデュアルライフ。
私も早く実現させねば!!

リゾートデュアルライフに興味のある方はこちらまで


いろいろ相談に乗ってくれますよ~

エンジョイワークス

<追加情報>
七里ガ浜にできた世界一の朝食(パンケーキ?)を作るとかいうオーストラリアからきたお店「bills」は1時間待ちでした。

木曜日, 8月 14, 2008

仙丈ケ岳のお花畑





まるでアルプスお花畑?というような景色、雪渓と高山の可憐な美しい花々を見た。
アルプスといっても、南アルプスの仙丈ケ岳だ。

母との登山だったので、飯田の北沢峠から登る山として甲斐駒ケ岳にするかどうか悩んだ結果、頂上に小屋のある仙丈ケ岳にする。登山経験者の方々に聞くと景色が様々に変わり歩いていても楽しいからと余裕をもって一泊二日で登ってみようということだったから。


南アルプスといえば、3年前の北岳ー間ノ岳ー農鳥岳の白峰三山縦走を思い出す。

登山経験もあまりなかったけれど、ヨガで鍛えた体力には自身があったので、無謀にもテント泊での縦走を経験。ところが、シュラフと食料を入れた15キロは越えたザックを背負っての縦走は相当過酷で、北岳の小屋にはなんとか予定どおり到着できたのだがどうも食欲がない。

なんとかがんばって歩いたのに、せっかく持っていった食事はなかなか食べられなかった。後で見た写真を見るとめちゃくちゃ顔が膨らんでいたので、そのときすでに高山病にかかっていたのだ。にもかわらず、その後3日間歩き続けたのだから、最後の下山、奈良田への行程はもうへろへろだった。

下山後に見た足は大根のように膨らんでいて異様だったし、翌日はみぞおちあたりが痛くて歩くのも大変だったぐらい。

念のため病院に行き、高山病だと診断された。

高山病はそのまま無茶をすると心不全や肺水腫、脳水腫になってしまうから気をつけるようにと怒られた。

今回は母と一緒にゆっくり登り、仙丈ケ岳の頂上小屋に一泊である。
途中、滝があったり、雪渓があったり、お花畑を見たりと楽しい。

そして南アルプスの水は冷たくてほんとうにおいしかった。
また翌日見た朝焼けも素晴らしいものだった。

富士山に、八ヶ岳、向かいには北岳、奥には塩見岳が見えた。
頂上に泊まると雲上の素晴らしい太陽を拝めることが何よりも嬉しいしありがたいと思う。




翌日の下山後は、登山口近くに最近話題のスポット、ゼロ磁場があるという伊奈山脈の一部、文杭峠に行ってみた。車1台通れるぐらいの細い道を行くと、駐車場のある峠に出る。


この駐車場のすぐ側は、地元の村興しのような場所になっていていまいち。
でもそこから砂利道を少し行ったところに、滝の流れるすばらしい場所があった。

すでに何人かの人がござを広げたり、デッキチェアを並べてりしている。
いい気のでる場所ということで、しばらくじっとしているみたいだ。


確かに地面からいい気が流れている。
ここは日本を分断する「中央構造線」の真上にあるらしい。

なので、エネルギーのぶつかりある場所、プラスとマイナスがぶつかるゼロ磁場としていい気が流れているのだ。

滝から流れる水は甘くて、とてもおいしい。
しばらく裸足になって素足を浸しているのもとても気持ちよくて癒される。

登山の疲れもあっという間に取れるようだった。
もちろん帰りには高遠の温泉に寄った。
いつも眺めている山として甲斐駒ケ岳に登ろうと思っていたのだが、その隣の仙丈ケ岳はすばらしいお花畑と景色に恵まれたとても楽しい山で、いい夏山登山になった。
高山植物ファンの母も大満足で、今回だけで「夏の高山で見れる花写真集」ができてしまうほどだった。
秋には甲斐駒ケ岳に登ろうかなあ~

金曜日, 8月 08, 2008

義経千本桜 - 海老蔵の源九郎狐


7月の歌舞伎見てきました~

もちろん、玉三郎と海老蔵が出るので、いつもの歌舞友と出かける。

席はもちろんいつもの「だらしなシート」←歌舞友が名づけている




西の桟敷の一段上の席なので、花道は見えにくいが畳シートに堀炬燵式なのでかなりリラックスして見える。花道を見るときは前のテーブルが上げられるので立ち上がってみることができるのだ。

今年の歌舞伎は毎回「義経千本桜」をやってきたが、7月の昼の部はクライマックス、「鳥居前」、「吉野山」「川連法眼館」を通しでやってくれる。

それも佐藤忠信実は源九郎狐を海老蔵、静御前を玉三郎が演じる。



義経は追ってきた静御前に宮中から拝領した初音の鼓を預け、自分を追わないように梅の木に縛り(ちょっとシュール)立ち去るが、そこに鎌倉方の追手に引っ立てられようとしたところを、佐藤忠信に助けられる。


その後、義経を慕って吉野山の川連法眼のもとへ向かうが、忠信の姿が見あたらない。鼓を打つとどこからともなく忠信が現れる。(実は本物の忠信ではなく源九郎狐)


先に川連法眼館に到着した義経が、本物の忠信に静御前はどこかと訪ねるがもちろん彼には何のことだかわからない。そこに静御前も到着し、道中一緒にいた忠信は誰かと義経から詮議を頼まれる。

やがて鼓を打つと偽忠信が現れたので切りかかろうとする。

その頃には美しい武者の姿から、子狐らしい素振りが少しずつ現れる。

実はその鼓の皮は、自分の父母だという。

幼い頃に引き裂かれた親子であるが故に、離れられずにここまで来たのだ。

哀れに思った義経は、その大事な鼓を源九郎狐に持たせることにし、喜び勇んで狐は山に帰っていく。


もちろん、玉三郎の静御前は美しいのだが、忠信の海老蔵がまた素晴らしかった。
忠信の時の若武者らしい精悍なカッコよさから、狐への変身。

鼓を手にしたときの子狐らしい演技は、かわいいという感じではなかったけれど、舞台の上から回転して飛び降りたり、舞台廊下の桟に飛び乗ったりとアクロバティックな演技に驚嘆。というのも彼は身体が大きいから迫力があるのだ。

歌舞友いわく、猿之助の演技にはまだまだ及ばないということだったが、十分楽しめたし、宙乗りも見ることができた。

最後に狐が山に帰っていくところをワイヤーで歌舞伎座3階ぐらいまで吊って移動するのである。

我らが席は西側の二階だったので、ほぼまん前で迫力の演技を見ることができたのである。もう歌舞友も隣のおば様も大興奮。


いやあ、ほんとによかった。


昼の部はどちらかというと玉三郎の出番は少なめ。
きっと夜の部の「高野聖」の妖しい女役に気合が入っているのだろう。

歌舞伎座では初めての上演ということでかなり人気が高い舞台になったようだけれど、私はちょっと怖いので、海老蔵の狐を見ることにしたのだ。



帰りに今茶藝にこっている友人のために、新マルビルにできた茶藝パフォーマンスが見れる「四川豆花飯荘」で早めの夕飯をいただいた。ここの人は長い長い口を持ったお湯の入ったポットを持って頭に乗せたり、背中からまわしたりしながら茶碗の中にお湯を入れてくれるのだ。

激しくてお湯が飛んだりすることもあるけれど、大体はうまく入れてくれる。
その演技というのかパフォーマンスを見るだけでも楽しい。


なんだかアクロバティックな1日だった!


その前に丸の内で見た素晴らしい夕日を見た。
素晴らしいけれど、少し妖艶な妖しい夕日だ。