木曜日, 11月 19, 2009

素敵な精進料理 at OVE






お友達からある料理イベントに誘われて、青山にあるスタジオOVEにお邪魔した。

あのスキーショップジローの近く、木の感じが素敵なスタジオ。




木でできた素敵な空間なのだが、ここは有名な自転車やさんのショウルームだそうだ。
でもキッチンも完備しており、カフェもある。ちょっとした大人の隠れ家といった感じである。

そんな場所で行われた料理教室。





私としては料理を目で見て、味わったという感じのものである。


器はどれもシンプルで、白い粉引きのものか、備前のような鉄色でざらっとした感覚のもの。

どれも料理を盛ると映えそうなものばかりだった。

参加者は25名ほどで全員が女性。
まあ、精進料理ということもあるけれど、イチカワヨウスケさんという方はとてもお若くて感じのよい方だからだと納得したが、リピーターの方も多いようだ。

各テーブルに粉引きの徳利とお猪口が置いてあるのだが、みなさんあまりお飲みにならないので嬉しい?? やはりお料理って少しお酒が入るとおいしく感じるような気がする。(特にお刺身のとき!)
ただし、今回は精進料理なのでお刺身などの動物性のものは出てこなかったけれど・・




冒頭の写真は春菊の白和えと椎茸のおろし和えをオードブル風に飾る。
この器は実はひっくり返すと花器になるという代物。



なかなかのアイデアである。

そして自家製の胡麻豆腐に菊花を添えたもの。


さつまいもを砂糖を入れず塩だけで柔らかく煮たものに銀杏や百合根、蓮根が添えられる。
さつまいもはとっても柔らかく、甘かった。



大きな土鍋に入っているのは里芋と大根の煮物だが、にんじんとごぼうの千切りが美しく、蓋を開けていただいたときは柚子の香りが辺りに漂う。

土鍋というと鍋物のイメージが強いが、調理したものを盛って器としての使い方もあるのだと勉強になった。



最後のデザートは冷凍した柿に白ワインのジュレをかけたものだったが、コンポートのような柿にはびっくり。ただ一晩冷凍しただけなのだそうだが、柔らかく甘いものに変容している。
なるほど、冷凍みかんに技だと思ったが、これは他のフルーツで応用できそう。

イチカワさんの控えめなほんわかした雰囲気がそのまま料理に映し出されたような感じで、とても優しく、おいしい味だった。


彼のお店は鎌倉、小町通りにあり、とても繁盛してるそうだ。

鎌倉のおいしい野菜を使って出してくれるのだから、行列ができるのも肯ける。



多くの調味料を使わなくても、野菜本来の味を楽しめる、そんな料理だった。
鎌倉に行く楽しみがひとつ増えたそんな気がした。

木曜日, 11月 05, 2009

Great Halloween Party


今年は何か面白いことないかね~ということで、仕事仲間の方々とHalloween Partyを1日前の金曜日にすることになった。もちろん、仮装しようね~ということで準備。






ハロウィンって、最近はバレンタインと同じ。

どこもかしこも10月になるとかぼちゃや魔女のディスプレイが増えてくる。

なんでもハロウィン風にかぼちゃ味や形や、パッケージはハロウィン。


以前は日本にいる外国人たちと子供たちのパーティだと思っていたが、どうも最近は事情が違うらしい。




というのも、仮装グッズを探しにドンキホーテに行ってみると、様々なコスチュームが並ぶ。

もちろん、ハロウィンにちなんだ魔女、かぼちゃ、お化け系はあるけれど、どうもコスプレっぽいもの?



ナースやポリス、着物風、赤ずきちゃんなどいろいろある。

これが結構輸入のものになるといいお値段。

私はパーティの3日ほど前に行ったのだが、サイズがなくて苦労した。

日本人向きにSサイズがほとんどだからというのもあるが、どれも小さめでちょっと心配だったけれど、なんとかパイレーツの衣装を購入。

さすが3日前ともなると、衣装を求めに店内も混みあっている。

若者がたくさんいて、「高いね~」といいながら、1万以上するものを買っている。
友達とパーティをして、そのままクラブに行くとか、言っている。
不況とはいえ、こういうところにはお金をかけるということだ。


まあ、ハロウィンではないけれど原宿の駅のそばにはゴスロリファッションの少女たちが、外国人観光客に写真を撮られたりしているわけだから、のりはそれと同じなのかもしれない。




以外にみんなハロウィン楽しんでるんだなあ~と思った。



我々は、大人のハロウィンという感じかな?


友人のオフィスはハロウィンらしいデコレーションで素晴らしい!

どんな人がいたかというと・・・

かぼちゃ魔女
キャプテンパイレーツ
ミニスカ女子高生(男)
自由の女神
ドラキュラ
幼稚園児(男)
爆笑戦隊パーティレンジャー


プライバシーがあるので写真は載せられないけれど、こんな感じで夜が更けるまでワインを飲んでました。

企画してくれた友人には感謝感謝。

デコレーションにケイタリング、ビンゴ・・・などなど、大人がたくさん楽しんだ会になった。


一度始めると、来年はどうしよう?ということになるのかな・・・

月曜日, 10月 26, 2009

蓼科の紅葉を見て思うこと






←横谷観音より









紅葉の蓼科に行った。


今年は早いのか遅いのかよくわからないが、もみじやさくらなど広葉樹の紅葉はたぶんピークに近いだろうか。





夕方に行ったので、柔らかに日を受けて黄色や赤が映える。

標高の高い白駒池の紅葉から始って、先日は横谷観音やビーナスライン。

今は女神湖や蓼科湖まで降りてきている。





蓼科の場合、赤や黄色の紅葉が終わると今度は黄色のカラマツの紅葉が始る。

全ての山を黄色く染めるような紅葉もまたとても美しい。








← 明治温泉から









今年は未だに台風の影響があったり、暖かかったり、寒かったりと、季節がなかなか進まない感じがしていたが、山間では確実に冬に向かっているようである。


先日、シンガポールな長年住んだ方が言っていたのだが、やはり季節がある日本はいい、と。

最初は暖かくて、料理もおいしくて、家にはプールがあったりと感激するのもつかの間、やはり季節のある日本が恋しくなるという。



確かに季節が変わると装いも変わり、いつどこで会ったかなどを思い出すにはいい。
いつも同じ服だと、いつだったか思い出せなくなる。


その代わり、日本いると季節ごとに衣替えするので衣類を洗濯して入れ替えてと大忙しである。
また、部屋のほうも暖房器具を入れたり、インテリアも温かみのあるものに変えたりする。
食べ物も変わる。旬のものを大事にして、寒ければ暖かいものを、暑ければ涼しく感じるものを出すのだから。


そしてその都度、季節に合わせた行事、花見や月見、節句に盆踊りとそれぞれに季節を感じるものがたくさんある。この季節が移り変わるというのは、日本人の感性、日本で生きるにはとても大事なのだと思う。

花鳥風月、季節の移り変わりを自然に感じることが、文化の成熟と継承につながるのだとつくづく感じる。

そして、日本に生まれてよかったなあ、と思うのである。

水曜日, 9月 30, 2009

最近のおいしかったもの



最近4年近く使っていた携帯を買い換えました。
私は壊れなければ変えない主義だったのだが、周りの人からも古いですね、という指摘もあり、いい加減電池の交換を何度もするのがいやになったから、思い切って買い換えたわけ。

あまりにもたくさんある機種の中から、プライオリティとしてカメラの機能がいいやつということでシャープの800万画素のものを選んだ。


確かにカメラを持ち歩かなくてもブログの写真ぐらいなら十分美しく撮れる。
ということで、ブログらしく最近おいしかったものを携帯から集めてみました~



まず冒頭のパスタは、darmatto oggi の白桃とトマトの冷静パスタ。桃がとても美味しかったが、以外にパスタと絡めてもおいしいかった。
次のお蕎麦は広尾にある箱根暁庵の変わり蕎麦「松茸ぎり」
9月の始めにいただいたのでずいぶん早い松茸。

こちらは代官山にあるマクロビオティック専門のレストラン。
メルロ・パノニカ
イカ墨のパスタに見えるのはひじきと枝豆のリングイネ。
横はズッキーニのファルシ。
ワインもオーガニックのものをそろえ、雰囲気もとても素敵。

表参道の希須林の坦々麺。
前と違って辛さを5段階指定できる。
最近4年ぶりにイタリア語の勉強を再開したのだが、教室が表参道にあるので久しぶりだ。やっぱり素敵な街。
新しくなった紀ノ国屋も買いやすい感じになっていたし、メゾンドショコラもできていた。
ミッドタウンのイベントでできたオクトーバーフェスト。
ミュンヘンのビール祭りみたいな感じが楽しめた。
これはヴァイスビール。白ビール。
ミュンヘナーソーセージの屋台も出てました。
よく見ると麺類ばっかり。
さすが、毎日パスタとパンでもいい私らしいチョイスになってしまいました。
あとワインもないとなんだけど、ワインもちゃんと飲んでますよ~

木曜日, 9月 03, 2009

東洋のコートダジュール


ずいぶん今年は秋の訪れが早いようだ。
虫の音は美しく、日差しもなんだかやさしい秋の日の変わった気がする。
まだ9月に入ったばかりだというのに、本当に気候が変わっていくのだろうか。

そんななか、最後の夏休みを楽しもうと、先日久しぶりに伊豆高原の友人宅、松本榮一、恭さん宅に滞在した。
いつ行っても素晴らしい環境に感動するけれど、まだ夏の緑が美しく、でも夜はやっぱりひんやりする。

恭さんはとっても料理が上手で、特に自然派の食材や料理にも詳しい。
伊豆は海と山に囲まれているから地のものだけでもすばらしい食材が揃う。
彼女とあ会うときはいつも東京にいるころから、なぜか一緒に料理をして家で食べることが多かった。

食事の趣味が合うというのかな?二人とも野菜が好きなのでいつも野菜いっぱいの料理と、私が好きなパスタ料理になることが多い。もちろんワインも。

そして彼らのうちには温泉がひかれているので、おうちでゆっくりお風呂に入るのもとても楽しみなのである。


今回は1日ドライブしようということで下田に行った。
東京からだとあまりの遠さになかなか行けないのだが、彼らのうちからだ1時間弱でついてしまう。

最後の夏を楽しもうと意気込んで水着を着ていったのだが、台風の影響からか風が強いし、肌寒い。

それでも白浜のビーチにはたくさん人がいて泳いではいたけれど、あまりの風にやっぱり今日はドライブだねと、もう少し先に行ってみた。

海岸沿いのドライブはなかなか快適だ。
すばらしい景観が広がる。

ここはイタリアのカプリ? またはスペインのマヨルカ島?みたいな景観だ。


伊豆高原を出るころは小雨、そのうち曇りで下田あたりは晴れたり曇ったりで風も強かったのが、石廊崎をすぎて南伊豆と西伊豆の間にさしかかったころはすばらしい天気になった。

もう夕方近かったのだが、松崎の近くにすばらしいビーチを発見。
その名も「東洋のコートダジュール」とあった。


思わず、夕方だったけど水に飛び込む。

遠浅で底の砂が見えるくらい水が透き通っている。

そして少し落ちかかった太陽の下を泳ぐのはもう最高。
とてもリラックスして、すべてのことに感謝したい気持ちになった。


東伊豆と西伊豆ではこんなにも気候が変わるのかとびっくりしたが、最後にとっておきのプレゼントを神様
からいただいたような、そんな気持ちになった。


コートダジュールに行かなくても、そんな気分になれる素晴らしい場所だ。

そして、コートダジュールにはない温泉がそこにはあった。

ここらへんは日本らしいところかな?

来年は船を借りて回ってみたいねという話になり、なんだか今からわくわくだ。


日本には素晴らしい場所が、訪れていない美しい場所がたくさんあるんだと感動した。

そして最後のいい夏休みなった気がする。

ほんとに夏は短い。あっという間に終わってしまうんだと思った。

月曜日, 8月 24, 2009

大和魂


毎年夏にニューオータニで開催される国連協会のパーティに行った。
国連協会の会長が裏千家の大宗匠、千玄室さんなので私もお茶の先生の案内でいつも連れていっていただく。

例年14時から立礼席でお茶をいただき、15時から講演会があり17時半ぐらいから立食パーティとなる。

いつもメインの講演者の前に大宗匠がお話されるのだが、今回は1時間ほどお話された。



今回のお話は、一碗のお茶を持って世界中の方々と交流されている大宗匠らしい、考えさせらる話だった。



最近の世界の中の日本のおかれている状況には厳しいものがある。
特に近隣近隣諸国との関係においてはなかなか大変である。

もうすぐ選挙になり政権が変わるかもしれないが、政治家だけに任せている国民がいけない。
国旗のもとに誇りを持つことは大事であり、他の諸国を見ると皆誇らしくしているのに日本においては、そうする人が少ない。大和魂を持つことが大事ではないか。

大和魂と聞くと「軍国主義?」と反応してしまう方が多いが実はそうではない。

古来の日本においては衣食住、律令などを輸入し、中国、朝鮮の影響を受けてきたが、平安時代から国風文化が花開く。その頃に書かれた源氏物語の乙女の巻に大和魂のことが書かれてある。

天皇の資質としてどんなものがあるかという件らしいのだが、「和魂漢才」(和の魂を持って外のものを取り入れる)がいいとしている。

まさにこれが大和魂、和を心を持って外のいいものは取り入れようという姿勢がいいということ。


そして複雑化する国際状況の中で、本音を引っ張り出すものは「文化」である。

わかりあえないときにでも、まず一杯のお茶を差し出すところから交流が始るのではないか。



要約するとこのような話だった。


特攻隊の要員として出陣待機されていた大宗匠がおっしゃる言葉だから重みがある。
おそらく明治時代に「和魂洋才」として西洋のものはどんどん取り入れようという動きがあり、戦争というあらぶる行為の中にその精神を使われてしまったので、どうしてもナショナリズムの代表みたいに短絡的に理解してしまうのである。

本来の精神、優れたものは取り入れるけど、和の心は忘れてはいけない、ということを覚えておかなければならない。

本来の意味を忘れないように、そして伝える努力をしていかないといけないと思った。



ちなみにwikipediaには大和魂のことは以下のように書かれてあった。

大和魂(やまと-だましい)は、外来の学問・知識を日本に採り入れる際に必要な判断力・能力、または情緒(もののあはれ)を理解する心などを指す用語・概念。右記に示すとおり、性格・能力・品性もしくはそうした性質そのものを指す極めて広い概念・用語である。

平安時代中期ごろから「才」「漢才」と対比的に使われはじめ、上記のような諸内容を包含するきわめてひろい概念であったが、江戸時代中期以降の国学の流れのなかで、「漢意」と対比されることが多くなり、「日本古来から伝統的に伝わる固有の精神」「万邦無比の優れた日本の精神性」「日本国家のために尽くす清い心」といった誤用がむしろ主流となっていった。この傾向は明治時代以降、ナショナリズムや民族主義の興隆とともに過剰な意味が付与されるようになり、第二次世界大戦期には軍国主義的な色彩を強く帯び、現状を打破し突撃精神を鼓舞する意味で使われることが主となった。そのため日本の敗戦後は、日本の文化・思想界の主潮流から追いやられている。




ただ、和の心とは実際何なのか?外国人から聞かれたらどう伝えるのか?という問いには、具体的に答えることがどれを見ても難しい。

平安時代に認識されていた情緒を理解する心、日本固有の心、日本文化を愛する心といえばいいのかな。

特定するのが難しいが、日本に生まれて、また日本にかかわって感じた、その人自身の心というのが一番いいだろうか。

水曜日, 7月 22, 2009

日食 in Tokyo



今日は46年ぶりに日本で皆既日食が見られる日。

朝から雨模様だったので無理かなあ~と思っていた。

東京では9時55分から欠け始め、11時12分に最大になり、といっても7割ぐらいまでなので部分日食である
トカラ列島や屋久島、悪石島では皆既日食が見れるということで観測者がつめかけている。

先週、そういえばもうすぐ皆既日食と思い国立天文台のホームページを覗いてみると、なんとインドや上海でも皆既日食は見れたそう。

あまり気にしていなかったのだけれど、さすがに近づくとやっぱり!と思い、日食グラスを買いに行くとすでにどこも売り切れ。雑誌の付録にもありそうなものなのだけれど、このグラスで見ないと失明の危険性もあるとのことなので、残念だなあ~と思っていた。

が、今日は曇り。

逆に日食グラスがなくても見ることができた。

ずっと曇天が続いていたのでどうせ見れないだろうと思っていたのだが、外から歓声が聞こえたので窓の外を見ると、雲の合間からほんの少しの間見ることができた。

ちょうど11時11分だったので、東京では最大のときだったようだ。


あっという間に消え去ってしまったけれど、なんとなく寒い感じがした。


そして今はいつものようにムシムシした暑さも戻ってきた。

太陽のパワーってすごい!



硫黄島近海で取られたコロナも見える皆既日食の写真はこちら

http://www.pr-naoj.jp/eclipse2009img/index.html

金曜日, 7月 10, 2009

piano 中村紘子さん


久しぶりにピアノを聞きに上野の文化会館に行った。
上野という場所は私のいるエリアからはちょっと遠いけれど、文化施設が集合している。
大好きな国立博物館もあるし、絵の展覧会もあるからたまに出かける。

でも平日の夜のコンサートはちょっと遠かった。
文化会館の大ホールで中村紘子さんのピアノコンサート。
文化会館は古いホールだけれど、雰囲気がとてもいい。


中村紘子さんといえば、とっても有名。
チャイコフスキーコンクールの審査員をていたり、日本で女流ピアニストといえばまず思い浮かぶ名前だし、そのキャリアたるや、なんとデビュー50周年だそう。

今回はピアノ協奏曲なので、東京交響楽団との競演で大友直人さんの指揮だった。
大好きなラフマニノフの2番を演奏するというのと、なんとなく彼女のピアノを聞かなくてはと思った。


彼女は大きな蝶の柄が印象的な真っ赤なドレスで現れ、とても華やか。

久しぶりのクラッシックのオーケストラ。
最初にコンサートマスターが音合わせをするときから、バイオリン、ヴィオラなどのハーモニーを聞くだけでその音色になぜか涙が出た。

本当に生の管弦楽を聞くのが久しぶりだからなのか、その和音というか合わさった音が染入るという感じ。



最初の曲はモーツァルトの「戴冠式」という曲。

とっても軽快で華やかな感じが彼女のタッチにとっても合っていると思った。


2番目の曲は1962年に書かれた日本の作曲家の曲だ。
とても激しくて前衛的で、ちょうどこの時代に流行ったんだろうな~という感じがしたが、激しいキータッチのために彼女は全身を飛び上がらせて弾いていたのがすごい。


休憩をはさんでラフマニノフのピアノ協奏曲の第2番。

本当に大好きな曲でよく聞いていたのでとっても楽しみにしていた曲。

いつもカラヤンの指揮でリヒテルのCDを聞いていたのでほとんどのフレーズは覚えている。


だからか、やっぱりこの激しい曲はちょっと彼女には合わないのかな~と正直思った。

とにかくリストと並んでラフマニノフという人は卓越した技巧を持ったピアニストでもあったので、かなり演奏が難しく激しい。強さと速さを持たないとついていけないし、協奏曲なのでオーケストラとの掛けあいみたいなやりとりがなかなか大変。

印象としてはやはり若くてエネルギーがないとできない曲もあるのかな?とふと思った。

とはいえ、全身を使いこの曲に立ち向かっていた彼女に感動。
50周年という長いキャリアに報いた曲というのか、ここまでやった~!という感じで会場は拍手喝采だった。

そうそう、私はいつもラフマニノフの2番の第3楽章の最後、フィナーレのところを聞くといつも鳥肌がたつ
。なぜか?パブロフの犬みたいな条件反射みたいて不思議なのだけれど、いつもそう。



50周年ということで記念のCDを出したり、リサイタルをしたりと精力的に活動している彼女はとても素敵。50周年ということはおいくつぐらいだろうか?素晴らしいことである。

日曜日, 6月 21, 2009

忌野清志郎 - 不確かなメロディ



先日友人から誘われて、忌野清志郎さんの追悼の映画を見に行った。

忌野清志郎さんといえばRCサクセションのボーカルで残念ながら癌で亡くなった方なのだが、今回この映画を見て本当にpureで素直で素晴らしい方がこの世を去ったということを知った。

RCといえば日比谷の野音。

私が高校のときにめちゃくちゃ流行っていた。
ずっと洋楽一辺倒だった私に、高校の友人がRCの曲をテープにしてくれた。

彼の曲はとてもシンプルで、「うんうん」ととても身近な詩もあれば、メッセージ性にあふれる心にずしんとくる曲もあれば、本当に楽しくて嬉しくなる曲がたくさんだった。

もちろん、「雨上がりの夜空に」とか「トランジスタラジオ」とか「エンジェル」。


「わかっていてくれる」なんて、孤独を感じるときにはとても素敵な応援歌だったりする。
特に若いときは自分のことがよくわからないし、回りに人に理解してもらえないと感じたり、何かと反発したりするものだけれど、そんな時こんな曲、彼の音楽でどれだけの若者が元気付けられたのだろう。


「不確かなメロディー」という映画は、10年ほど前に作ったユニット「ラフィー・タフィー」がマイクロバスで1ヶ月間九州から青森にかけて地方のライブハウスを中心に「マジカデ・ミル・スター・ツアー2000」と銘打ったツアーを記録した映画だった。


高校の時、日比谷の野音で盛り上がった記憶以来ずっと清志郎さんから遠ざかっていた私。

この映画は本当に彼の人となりを表した素晴らしい映画だと感じた。


さらにメッセージ性にあふれた彼の詩は、まさに私の心を打つものだった。

ライブの中で、「夢を持ってるか~」と問いかけるシーンがあり、「俺は夢を持っている」と語る。

「戦争はいらない」

「人が人を殺すようなことはあってはならない」


一方で核を持つことで世界のパワーバランスを保つ考え方があり、増え続ける人口に疫病や戦争は必要だと考える人もいる。

でもでも、人として生まれたのだからその命は皆平等であり、生まれた国や民族、宗教や環境により差別されるものではないと思う。

母から生まれた赤子はみな同じ。

人が人を差別し、殺めることはあってはならない。
いつか誰かにやられかもしれないから、やられないために武器を用意してやられないようにする。

こんなの、いつの時代のことだろうか。
そんな危ういものの上にたつ平和は本当の平和とはいえない。

もし、なんとか勝ち残り逃れたとしても、誰かを殺した安定の上で、果たして人は生きられるのだろうか?


こんなメッセージをずっと伝えてくれた人、忌野清志郎さんはそんな人だった気がする。
大事なことを伝える役割を持ってこの世に降り立ったエンジェルだったのかもしれない。


ご冥福をお祈りします。


*渋谷のヒューマントラストで6月26日まで上映してます
http://www.ht-cinema.com/movies/title/hutashikanamerody-movie_bunkamura.html

木曜日, 6月 04, 2009

HOME - 空からみた地球

明日6月5日は世界環境デーWorld Environment Dayだそうである。



その日に合わせて、環境ドキュメンタリー映画 「HOME 空から見た地球」が無料配信される。

http://home.asmik-ace.co.jp/



航空写真家として有名なヤン・アルテュス=ベルトランが監督、リュック・ベッソンがプロデュースして、世界各国で6月5日に無料のイベントが開催される。

日本ではWOWOWで6時から無料放映されるのを見るか、インターネットでアップされるのを見る。





監督はすでに「空から見た地球―21世紀への遺産 」という写真集を300万部世界各国で売り上げたそうだが、今回はその動画を3年の月日をかけて製作したという。



テレビのニュースでチラッと見た映像が忘れられず、調べてみたところちょうど明日無料公開されるそうだから、この機会に見るべきだと思った。



特にオーストラリア、ハミルトン島にあるというハートの形をしたさんご礁(ハートリーフ)も画像になっていたかと思うが、以前この写真を見たときにこんな形の珊瑚があるなんて!と嬉しかった覚えがあるからだ。



予告編



http://www.youtube.com/watch?v=G8IozVfph7I






美しい地球、自然と人間の手で作られるもの、破壊されるものを見ることができるわけだから、何か心に残るはず。

明日見るのが楽しみである。

火曜日, 5月 26, 2009

今を感謝して生きる、ということ


面白いブログ記事を読んだ。


精神世界のお話であるが、いつも主張されていることはシンプルで「現状に感謝して生きましょう」ということ。


そして生きていればつらいこともあれば楽しいこともあるけれど、思いっきりこの生かされている時間を楽しんで生きましょう、と。



私は共感することが多いのでいつもチェックするのだが、最近の記事「流れに乗る」というのが面白い。


現状を満足しないように、絶えず不足感を人類にあたえる波動は実は月から来ているそう。
この作用におかげで文明が発達したとも言える。
でもこの数千年続いた月の作用が終わりを告げ、太陽による作用が始まる。
地球を壊すほど成長した文明は、一応の臨界点に達した事を意味し、「不足感による成長」を卒業して「現状への満足感」から生まれる文明の成長へと転換する。


なるほどな、とこの記事を読んで納得した。

確かにもっと欲しい、もっと便利に、もっと楽したいと、人間の欲望から文明が発達したと思う。

もちろん便利に豊かになってきたのは事実だが、同時に地球自体が破壊されるかもしれないものも人類は作りあげてしまった。

ちょうど、今、現代はその転換点にあるというのにも肯ける。


だって最近は便利便利よりも、わざわざ時間をかけたり、オーガニックの野菜や食物を好んだり、スローな生き方が好まれたりしている。

文明は少しずつ発達し、産業革命以降爆発的に現代の社会構造ができあがり、人口も増えて、便利になってきたけれど、そろそろ臨界点にきているのだ。

まさに産業革命以降、資本主義社会においてもっといいものを追い求めて、商業が発達し、社会は変化していったのである。

月の影響も大きかったというわけだ。



確か以前彗星探索家の木内鶴彦さんも同じことをおっしゃっていた。


巨大な彗星、月が地球の衛星になってから、引力が生まれ、心の変動や不安感など影響を受けることになったと。確かにタロットカードなど月が表す意味は、情緒不安とか気まぐれとかそんな意味だったよな気がする。


便利な世の中になり、人間のまわり、環境は大いに変わったのだろうけれど、実は人間の本質は変わっていないと、いつも思う。

特に古代の遺跡を見たり、昔の人の偉業を読んだりすると、私なんて及びもつかない。


そういえば宮崎駿の古いアニメ、「未来少年コナン」も未来の話だけれど、文明が発達し破壊され残った世界はシンプルな社会、どこかの村落というような情景が出てきたと思う。


この月と太陽の役割交代を感じ、流れに逆らわずに現状に感謝して生きること、これは本当に大事なこれからの私達にとって必要なことだと思う。

不足を感じて不平不満を言うよりも、「足るを知る」ことで現状に感謝すれば、いつのまにか幸せになってる、っていうことだろう。


将来の幸福なビジョンをイメージすることは大事だ。

でも、まずここに生かされていることに感謝することはもっと大事なことである。


日々生活しているといろんなことがあるけれど、感謝を忘れずに生きていきたい。




*冒頭の写真はいちごの美味しい頃にいつも母が作ってくれたフレンチトーストを思い出して作ったもの。

子供のときにおいしかった味というのは忘れないもの。

おいしかったり幸福な記憶を呼び起こす。

金曜日, 5月 15, 2009

ボーヌ、そしてパリへ



ブルゴーニュの中心地、ボーヌには有名な場所がある。


オスピスドボーヌ、神の館 Hotel-Dieuといわれる建物だ。


15世紀にブルゴーニュ公国の宰相ニコラ・ロランがフランドル地方を訪れたときに見た施療院を見てボーヌの街に建てられたそう。



貧しい人たちのために無料で医療を施した場所であり、今では当時の医療器具などを置いてある博物館になっている。面白いのはこの施療院の運営は、ワインのオークションで賄われていること。

ワイン畑を持っていてもちろんカーブもあり、今でもオスピスドボーヌの名前でワインが作られている。







建物はブルゴーニュ風の色とりどりの屋根瓦が美しい。


施設の中には小さなベッドが並び、その奥にはチャペル。医療器具や薬品が展示されていたりして面白いのだが、圧巻は最後の部屋にある絵。


イエスキリストの前に天秤が置かれ、天国へ行く者、地獄へ行く者とに裁かれる最後の審判の絵なのであるが、地獄といえども、おどろおどろしくない。もちろんオーナーのニコラ・ロランと奥方が描かれている。
もともと祭壇に掛けられていたそうなので、礼拝の時にこの絵を見て皆自分を戒めていたのだろうか。教会にはよくある絵であるが、当時の貧しい者たち、字が読めない者にもキリストの教えを伝えるためのものなのだろう。





この日のランチはボーヌの町にある和食やさん、Bisouでいただいた。


自然派ワインを多く取り揃えており、お刺身や寿司、とんかつなどもいただけるのだが、器も素晴らしいし、お料理もとてもおいしくてびっくり。雰囲気も抜群なのでとても人気のお店である。





翌日はピュリニーモンラッシェのすぐ近くの、サントーバンSaint-Aubinにあるジャンジャックモレルのカーブを訪れた。
とても美しい場所にあり、表の藤が満開である。
(冒頭の藤の写真は彼のカーブの表)


彼はとても穏やかで真面目で丁寧にワインを注いでくれる。

始めに飲んだ白はとても滋味深く、和食に合いそうと思った。その後の赤についても優しい味がした。

あれっ?これってもしかして赤だけど日本の刺身とか煮物に合いそうな気がする。

激しい肉、脂があったりこってりした肉を食べるときには必ずしっかりした赤がないと消化しない気がするのだが、それとは違い彼の赤ワイン、とっても和食にも合わせやすそうだ。
モンラッシェにはさまれた畑の葡萄だからか?

彼の優しい生真面目な性格から作られるワインだからろうか?

なんだか赤なのに新鮮。

あっさりした牛肉のたたきとか香味野菜のサラダ、これからの季節、夏向きということで屋外でのバーベキューなどにも合いそうである。

つい白やロゼを選んでしまうところだが、「夏でも飲める赤」という感じ。


新しい発見をしたような気がした。


最後の日は一日だけパリを散策。
5年ぶりぐらいだろうか、いつ来ても嬉しい街だ。

最初にモンマルトルを歩いて、サクレクールを見た。白亜の教会はいつ見ても美しいし、やっぱり人も多い。階段を登るごとにパリの街が見えてくるのも素晴らしい。

その後、パリでもたくさんの自然派ワインを扱っているという有名なワインショップ、Caves Auge カーブオジェを訪れた。
青い庇が目を引くがなんといってもワインの量。地震の多い日本では考えられない積み方をしているが下から上までたくさんのボトルが積まれている。



パリ住んでフランス語がわかれば毎日でも行ってしまいそうな店である。



夜はこれまた自然派ワインを多く取り揃えているというワインショップ兼ワインバーのLe Verre Vole ヴェルヴォーレに行く。


このお店は人気店らしく予約も大変のようだ。なんとか1時間半だけ滑り込みという形で入ることができた。とても狭い店内は座るのも歩くのも大変なのだけれど、あっという間に満席。その後もひっきりなしに沢山の人が訪れる。

こちらでは時間も短いのでハムとチーズの盛り合わせとアスパラ、それに絶品だったのが仔牛のカルパッチョ。まず日本ではお目にかかることはできないと思うが、ピンク色のお肉はとてもやわらかくて美味しい。こんな感じでワインを飲んでいたらほんとにあっという間に時間が経つ。
ワイン好きにはたまらない店だけれど、友人によると日本にも最近この手のタイプのワインやさんがあるらしい。



シンプルなのにおいしいのが一番。



そんなこんなでパリでの1日を朝から晩まで満喫することとなった。


あっという間のワイン紀行だったけれど、とても充実した楽しい旅になった。

これも友人のおかげ、感謝がつきない。

フランスのワインって難しいと昔は気後れしていたのだけれど、今回の旅でブルゴーニュを中心にいろんな生産者に会い、畑を見たり、カーブを見ることでフランスワインの奥深さを知ることとなった。

なんでワインが好きなんだろう?って考えると、それは食事と一緒に楽しめるからだ!
と改めて思う。
だって、大好きな人たちとおいしい食事を食べるには、絶対にワインがいる!

とっても楽しい時間を過ごすことができるから。

そして、おいしい自然派ワインを探して日本に届けてくれる彼らの仕事にも感謝。


いつもおいしいワインをありがとう~


水曜日, 5月 13, 2009

ブルゴーニュ 自然派ワイン紀行



とっても素晴らしい季節にフランス、それもブルゴーニュに行ってきました!



フランスのオーガニックワインを輸入している友人に伴って、フランスの田舎、ブドウ畑を見ることができたのだから、素晴らしい体験だった。


今までの私、特に学生時代からヨーロッパが大好き。



歴史と文化と美しい町並みにおいしい食べものが好きだから当然ヨーロッパ。


特にイタリアが好きだったから何度か一緒にフランスも訪れた。


貧乏旅行の場合は冬に航空券が安くなるので冬に行くことが多かったし、社会人になったらお休みは夏か秋に取ることが多い。

なので大体私のヨーロッパのイメージは夏から冬の季節になるわけ。

秋に訪れたプロヴァンスも素晴らしかったけれど、今回は春爛漫、若葉が美しいライラックと藤の咲き乱れるブルゴーニュはまさに風光明媚? ため息がでるほど美しい風景が重なる。



特にパリからブルゴーニュの中心の街ボーヌに向かう高速道路から見る風景は緑と黄色の絨毯のように見える。ちょうど菜の花の咲くシーズンだったので、菜の花の黄色と若葉の緑が交互に現れるのである。


ときどき牛が放牧されているのを見たりすると、フランスというのは農業、牧畜の国なんだなあ~と実感する。


フランスというのはパリだけは都会ですぐに田舎の風景になる。

高速道路を走るとよくわかる。


あっという間に牧歌的な風景が広がっていく。




1日目はボーヌに近い小さな村のホテルに宿泊。

17時過ぎに到着したのに日まだ高い。

ヨーロッパのいいところは夕方についてもまだ散歩ができるところ。

この時期で日が暮れるのが8時半ぐらいだろうか?
夏になると10時をすぎてもまだ明るいんだから、夜遊びたくなるのもわかる。



近くを散歩したのだが、石造りの小さな家々に春の花々がとてもきれい。
どれも古い家なのだが、窓の鎧戸はみなカラフルな色に塗られていてそのコントラストがとてもいい。


そぞろ歩くのがまた楽しかった。



翌日はポマール近くのディディエ・モンショベさんのカーブに伺った。


とてもきれいに整理整頓されたカーブで貯蔵の仕方を教えてくれたり、ラベルの貼りなども実演してくれた。オーナーのお二人はとても知的で優しいカップルでたくさんのワインをテイスティングさせてくれる。


同じ銘柄のワインでも年代が違ったり、貯蔵の仕方が違ったりして微妙な違いを感じ取る。

素人の私には難しいけれど、感じたままを感じるとてもいい機会だった。





その後、ボーヌからは東に位置するジュラ地方にあるアルボアという街を訪れた。


ここはフランシュ・コンテ地方に位置し、隣はスイスとの国境、レマン湖もすぐ側というところ。


ブルゴーニュで見た景色とはまた違う、緑の草原が続き小さな町が見え、牛の群れがたくさん・・・という光景が広がる。


もちろんあの有名なコンテチーズの故郷である。

日本では100グラム1000円ぐらいだけど、その5分の1ぐらいだろうか。(日本だとチーズには関税がかかるらしく、めちゃくちゃ高くなるのだ)


もちろん味もすばらしく、チーズに目がない私にはうらやましい限りである。


たアルボアの街に素晴らしいショコラティエがあるというので訪れた。


イルサンジェーHIRSINGER




チョコ好きな私に是非是非と友人が連れていってくれた。



アルボアの街で100年以上続く老舗のショコラティエなのだそうだが、4代目のエドワールはMOF(フランス国家最高職人)も取得しているという。ショコラティエMOFはなんと18名しかいないらしいからすごい。


もちろんとてもおいしくて、大事大事に食べたのだが、日本に帰ってきてどの友人に聞いても最高!の答え。あまりチョコを食べない人でも、本当においしいと言っていた。



帰ってから知ったのだが、今年の1月に伊勢丹が主催するサロンドショコラにも出店していたよう。


思いがけず本店を訪れることができたのだから感謝感謝。


その後アルボアから少し上がった小高い丘にあるフィリップ・ボールナールのカーブに伺った。


石造りのとても素敵な建物である。段差を利用しているため入り口から下に降りていくとひんやりした石のカーブでテイスティングをさせてもらう。

石に囲まれているのでかなり温度も低い。

こういうところでワインは熟成されていくのだろう。



ボールナール氏はとても明るくて気さくな感じ。ギターを弾いて歌も歌うそうだ。

アーティスティックな感性の持ち主らしい。
フランス語オンリーなのになんとなく言っていることがわかるから不思議。


ラベルは彼の名前にちなんだ狐の絵が描かれていてかわいい。



自然派ワインの生産者の方々はみな情熱を持っていて、やさしくて、暖かい人ばかり。

そういう方々のワインを飲める幸せをひしひしと感じた。



知れば知るほど奥深いワイン。

彼らのワインに対するひたむきさやその背景にある努力、そしてパッション。


それらがワインを通して心にうったえてくるような気がした。



<続く>


金曜日, 5月 08, 2009

Over the rainbow !


今日は昨日から降り続いた雨が10時ぐらいまで続いてたのだが、お昼前には太陽がのぞき晴れたかと思ったらまた雨が降り・・・なんていう変な天気だった。


今日はオフィスで書き物をしていたのだが、夕方ふと目をあげるとすばらしい虹が目に入った。


夕方だったからか、雲の合間から夕日差し込んだのだろう。


久しぶりの虹に感動。


ラッキー !!

金曜日, 4月 03, 2009

目黒川の桜


あまりに天気がよくなったので、お昼に中目黒に行ってみた。



毎日東横線から眺める桜が気になって仕方なかったから。


ずーと寒い日が続いて、開花したもののなかなか思いっきり咲く事ができなかった桜たちが、のびのびと咲いている。




おまけにこのお日和だから人もたくさん。


ぱっと薄いピンク色の桜を見ているだけで、なんだかうきうき、新しい季節のスタートを感じる。



この時期はやっぱりいろいろなアイデアがわいてくる嬉しい季節でもある。






街も人も華やぐいい季節。









水曜日, 4月 01, 2009

春爛漫の伊豆








春まっさかりの伊豆に行ってきました~


最近は東京の桜もかわいそうに、開花日は早かったもののその後の寒波で開ききれず寒そうな姿を見せていたのだが、伊豆はやはり早かった。



満開とはいかないものの、山々に見える桜の白い色がなんとも美しく、春のぼんやり霞んだ暖かな陽射しのなかでとても華やいでいた。





こんな道のりのドライブは最高に楽しい。




今回は伊豆、湯ヶ島の「あせび野」という旅館に泊まってみた。


この旅館は旅行好きなお客さんのお勧めだったので前から泊まってみたいと思っていた宿。





湯ヶ島でもずっと奥に位置しているのだが、この旅館の売りはなんといっても全部屋に露天風呂がついている。もちろん、男女ともに川沿いに大きな露天風呂があるのだが、こちらの露天風呂にある桜は満開でとても美しかった。



お湯はさらりとした感じで源泉のまま使われているので、大きな露天風呂では少しぬるめになるのだが、これがまた長時間入っていられるが嬉しい。





また、40分ごとの交代制で3つの家族風呂も利用できる。

空いていれば何回でもOKなのである。


16時過ぎにチェックインしたときに、家族風呂のひとつ「寝湯」を予約してみた。



こちらは川沿いまで下りていったところにあり、寝湯といってもちょうどいい深さの湯船で寝るとぴったりの形なっている。




夕食はまたおいしい海の幸、山の幸が盛りだくさんのメニューで満足。

春を感じさせるお皿が並ぶ。




和食では珍しいのだが、水菓子はキャラメルのプリンにブルーベリーのタルトだったのだが、これがまたおいしかった。(はちきれそうにお腹いっぱいなので、食べれるのよね)






翌日は伊豆高原に住む友人の家を訪れた。


彼らは伊豆でインドサロンを開いており、時折リトリートを企画したり、夏はカフェを開いたりする。

ちょうど、1ヶ月半のインド滞在から帰国したばかりだったので、面白い話盛りだくさんで楽しい。


また友人のパートナー、松本さんの本「聞き書き ダライ・ラマの真実」が出版されたばかりなので、こちらのほうも嬉しい。今回は写真がたくさん掲載されており、ダライ・ラマ法王の花咲き乱れるガーデンでの写真がとても印象的で素敵なのである。


詳しくはこちらをどうぞ↓


天竺花園




彼らの家は南斜面にあり、テラスが最高に素敵。

まだ少し気温は肌寒かったのだが、陽射しはとても明るくまぶしい。



近くの知り合いになったオーガニックの野菜を作っている方からいただいたという春の野菜がたくさん。ブロッコリーとアサリとホタテのパスタに、持参したヴァンクールのロゼワインを飲みながら、鶯の声を聞く。




なんて贅沢な瞬間なのだろうと思いながら、あまりの心地よさにだらだらとランチタイムは続く。



お陰で日焼けをしてしまったぐらい贅沢な日になった。


帰りには、春のお土産、地物の甘夏とうどをいただいた。

春を持ち帰ったような気がしてとっても嬉しくなった。

木曜日, 3月 26, 2009

誕生日の思ひ出


今年はとうとうX0代になるということでいろいろな人からお祝いしてもらい、いつもながら家族、友人には感謝がつきない。

人生何年になるのか?

もしかしたら半生を生きたことになるかもしれない。

ここまでいろいろなことを経験しながら、回りの家族、友人たちもはらはらした場面もあったと思うが、大きな病気もせずに毎日を生きてこれたことに感謝、感謝である。


「徒然草」の兼好法師なら、「長くとも四十路に足らぬほどにて死なんこそ、目やすかるべけれ」なんて言っているわけだから、それなりの年代に突入ということだ。(ばれちゃったか・・・)


以前ならはるか遠い年代だったし、ずいぶん落ち着いた大人なんだな~なんて思っていた年代だ。


自分では変わらないつもりでも世間から見れば、確実に立派な大人である。

でも、きっとこれまでのいろいろな積み重ねや経験が生きてくる年代だと思うから、やっぱり思い切り生き抜きたいと思う。


そして、その年代にあった素敵な年を重ねていきたいと思う。



ほんとうに何をおいても私は良い家族、友人たちに囲まれていることでとても幸せ。
ほんとうに大事なものは何なのか?


お金ではないことがよくわかる。
置き換えれば、人的財産というのか?

人間というのは人と人とのふれあいから、幸せを感じたり、大きく成長してい生き物なんだと思う。





あとはもうひとつ、大いなる自然からもね。

月曜日, 3月 16, 2009

地デジって何?

もともとテレビをあまり見ないので気にもしていなかったのだが、両親が地デジになっちゃうとテレビが見れなくなるから、買い替えないといけない、という。

そういえば、テレビでは盛んに地デジ移行のCMも流しているし、ほんとに2011年にアナログ見れなくなるのだろうか?と思っていたところ、おもしろい記事を見つけた。

ロイターにアップされていた大前さん記事。

大前研一|利権ありきで邁進する「地デジ完全移行」の欠陥

http://president.jp.reuters.com/article/2009/03/16/F56B5C98-0FBA-11DE-878C-8BF93E99CD51.php


これを読むとなるほど、よくわかりました。

第1感としては、完全移行は難しそうだし、このままアナログ放送でもインバータがあればデジタルは見れるらしい、ということです。

いろんな利権が絡んでいて盛り上がった構想だけれど、どうもデジタル化自体がほんとうに便利でよいものなのか?という疑問 - 特にインターネットという情報ツールがあればテレビ放送に頼る世界が広がっていくとは考えにくい。

現に今、youtubeの広がりや、インターネットでテレビ放送が見れるわけだけら、将来もっとこの分野が発展すればテレビで番組を見ること自体なくなる?かもしれない。



かなりテレビCMで洗脳されてしまったかもしれないけれど
皆さん、テレビは無理して買い替える必要もなさそうですよ!

木曜日, 2月 26, 2009

Australian Zoo & Brisben


Sunshine Coast はGold Coastよりも小さくて派手ではなくてローカルの人が集まる素敵なビーチだ。

買い物するところもないので、のんびりするには最適なところだと思った。






コンドミニアムの横にはColesというオーストラリアではどこでもよく見かけるチェーンのスーパーがあり、食品を買い込むことができるから、朝、昼はコンドで食べて夜は食事に行くというパターン。

デリも充実していてハムやチーズ、オリーブ等の惣菜のとってもおいしくて安い!

もちろんワインもとってもおいしい。
25ドルぐらい出せばとってもおいしいワインがあるので、昼下がりにコンドでチーズをかじり、海を眺めながらいただくともう最高。



もちろん、美味しいレストランもある。
海が側なので、fish marketもありおいしいお魚を食べるレストランもあった。
イギリスの植民地だったということもありfish & chipsもメニューに並ぶ。



ロンドンではおいしいと思わなかったけど、とてもおいしい。
オーストラリアに来たからにはコアラを見ないと!と近くにあるAustralian Zooを訪れた。

この動物園は、オーストラリアにいる動物を中心にクロコダイルのショーがあるのが有名らしい。


この動物園を作ったというSteve Irwinという人は、クロコダイルハンター(手づかみで捕まえるらしい)として有名な人で、このあたりではヒーロー並みの扱い。


サンシャインコーストの公園にも銅像があったり、Steve Irwin Rdという道があったり。
動物園はオーストラリアの動物ばかり、緑が多く、広い。
観光客が来ても楽しめるし、地元の子供達にも人気のスポットのようだ。

カンガルーもコアラもクロコダイルもウォンバットも見たので、動物シリーズはばっちりかな。



でも、オーストラリアに来てびっくりしたのだが、普通に町を飛んでいる鳥が違う。
見たこともない極彩色の鳥やくちばしの長い鳥など、道を歩いているだけでもなかなか楽しい。

車を走らせていると、カンガルーの姿が見えたりもする。


最後はブリスベンに寄った。
ブリスベンはとても小さな町だが、高層ビルもあり、ショッピングモールもあり、運河のヨットや緑いっぱいの公園、運河沿いの道を走ったり、散歩したりする人がいたりと、のんびりしたきれいな町だった。

私が計画したときはまだサーチャージが4万以上していたのだが、最近はサーチャージ無しの見込みツアーなどが発表されていたり、かなりお得感が増しているよう。
これからの季節は夏が終わり、秋になる季節だからワインカントリーを訪れるのも楽しそうだな~