金曜日, 10月 17, 2008

ゆるりと



(←9月に登った八ヶ岳赤岳から見た、雲上の富士)












いかさまに身はくだくともむらぎもの

心はゆたにあるべかりけり


先日明治神宮に行ったときに引いた大御心(おおみごころ、お歌)。

人生の航路は決して平穏ではなく、多くの難関を越え、骨身をくだくような時でも、心はいつも平静に豊かに心がけることが大切という意味。




本当に最近の状況、特に私達を取り巻く経済環境は大きく変わり、これからは実体経済に向かうのではないか?と皆、危惧しているようなところ。

今まではなんとなく机上のこと、ニュースで聞き流している人にもだんだん影響が出てくるはず。
これからの数年は、政治、経済、環境、おまけに価値観やらも変わるような気がする。


そんななかでも、心は豊かに平静を保ってという歌には身が引き締まる思いがした。


とはいえ、気持ちよく晴れ上がった明治神宮はとてもきれい。
その日は3歳になる姪と、甥っ子二人たちをつれて訪れたのだが、明るい日差しに中で、千歳飴を喜んで食べる様を見たりしていると、素直に喜びに変わっていくのが不思議だ。

こういうなんでもない風景、子供の持つ素直さ、パワーによって、豊かな心と平静を持つことができるような気がした。


二足歩行を始めたばかりの姪は、股関節が開いていてVの字に簡単に足が開く。
ヨガをやっている私にしてみれば、うらやましい限りなので、「いいな、いいな」と褒めてあげると調子にのってヨガポーズをする。
その姿は、思い出すだけで自然と笑みがこぼれるぐらいに、なんだか嬉しくなる。

そういう一所懸命な姿が、私にとっては笑いの種になるのだろうか。


なんにせよ、子供はみんなの宝。

子供からもらうものは、計り知れないと感じる。