木曜日, 1月 31, 2008

今年の伊勢参り


今年も伊勢参り、熊野詣に出かけた。
今回は、伊勢までは一人、熊野は両親と一緒の旅だ。

ここ最近東京では雪が降ったりと全国的に荒れ模様の寒い天気が続いていたが、お伊勢さんに行く日は晴れるものである。



今回の旅の間、3日間ずっとお天気がよく晴れていたが、気温が低く風も強かった。

品川を6:58ののぞみで出発すると、近鉄を乗り継いで10:12には伊勢市に到着することができる。
東海道新幹線に乗るときはいつも歌舞伎弁当を買う。

これは私のお茶の先生が絶賛していたお弁当で最近はいつも迷わず歌舞伎弁当にしている。
今回はリニューワルしてよりヘルシーな内容になっていたのでびっくり。



まずは外宮からお参り。

まだ1月ということもあり、人も多くにぎわっている。




普段は外宮ー内宮間のバスもそんなに多くないのだが、さすが1月だったからか臨時便が出ていてスムーズに内宮へ到着。
こちらも結構人が多い。
ここで不思議な現象に遭遇。

お参りしたときは晴れていたのだが、隣の遷宮の地を見にいったところ、雨が降り、風も強く、ちょうどお宮が建つあたりは雨風でうなっている。
まるで龍神があたりをうねっているように見えた。

平成25年には20年に一度、お宮が隣へ移る式年遷宮が行われるのだが、その場所での出来事。
そこを離れると徐々に晴れてきた。


その後は長野から車で来ている両親と落ち合うために、ローカル線に乗る。
紀勢本線というのだが、ほんとうに田舎の電車で1日に数本しかないので遅れるわけにいかない。
なんとワンマン電車だった。無人駅も多いので、整理券を取って降りるときに払っていく方式の電車。
途中風が強かったので、線路に物が落ちていたとかで、停車した。

運転手さんが線路に下りて、物をどかす。
その間みんな怒るわけでもなく、のんびりしていて、ゆっくり時間が流れる。
もともと本数も少ないので、はち合うこともないし、少々遅れてもダイヤに影響なさそうだからか。

そんなこんなで、待ち合わせの駅、栃原に到着。
駅についたらうどんでも食べよう、なんて思っていたら、無人駅だった・・・


晴れているのに小雪がちらつく不思議な天気。
寒波のせいか、かなり気温は低い。

無事両親と会い、一路熊野市へ向かう。

高速道路は伊勢までで、その後はひたすら42号線を南下する。

高速道路が伸びれば、かなり伊勢ー熊野間は楽になるとは思うが、逆に大変だからこそ自然が守られるのかもしれない。

台風で有名な尾鷲を通りぬけ、海岸線を走る。


最後に尾鷲市にある、鬼が城という自然にできた岩場に行って、夕焼けを見た。


おだやかな海と鳥、夕日がとても美しい。
蓼科に住んでいる両親も、久しぶりに広い海の風景を見て、嬉しそうだった。


そうそう伊勢神宮門前の赤福はお休みでした。
いつも伊勢参りに行くときは寄っていたのに、残念。
確かにここでいただく赤福はとてもやわらかくておいしかった・・



水曜日, 1月 16, 2008

そこはもう春


久しぶりになっちゃいました。

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。


もうお正月気分なんて、ふっとんじゃいましたねえ。

イタリアのビーチに行ってきました!
なーんてうそ。下田です。




私のお正月は、前半は蓼科、後半は友人宅のある伊豆で過ごした。


ご存知のように昨年末は荒れ模様だったので、蓼科は雪となり、おかげでそり遊びをして遊んだ。
とっても単純だけれど、おてんばの姪っ子はとっても喜んで、そりに乗っている間中「うま~」と叫んでいた。何か勘違いしてるのかな?かもしれない。

けれど、素直にお喜んでいる顔がかわいい。



後半の伊豆は、昨年都心から伊豆高原に移住した友人宅でお世話になった。


そこはもう春。
お日様が当たるテラスだと、とても太陽がまぶしくて、暖かい。






少し足を伸ばして、下田にも行ってみた。

東京からだとかなり遠いイメージだけれど、伊豆高原からは1時間ぐらい。
海岸線の道は、どんどん南国化していく。
そこここにアロエの大群と赤い花が咲き乱れ、海は太陽の光があたりきらきら光る。
なんとなく、南イタリアを思い出す。



下田の海はエメラルド色。
どこかのリゾートにいるようだ。


ちょうど、下田、爪木崎にある水仙の群生も見ごろだった。
岬全体に水仙が咲き乱れる。

いい香りがそこかしこからする。
水仙はシンプルな花だけど、香りがいいので冬に活けるのに楽しみな花。






爪木崎には灯台もある。

冬の光る海と灯台を見ていると、三島由紀夫の世界に入りこむ。


「灯台の影から、美しく光る青年の肌が見え隠れし・・・」

なんてことはないけれど、彷彿とさせる風景だった。