まるでアルプスお花畑?というような景色、雪渓と高山の可憐な美しい花々を見た。
アルプスといっても、南アルプスの仙丈ケ岳だ。
母との登山だったので、飯田の北沢峠から登る山として甲斐駒ケ岳にするかどうか悩んだ結果、頂上に小屋のある仙丈ケ岳にする。登山経験者の方々に聞くと景色が様々に変わり歩いていても楽しいからと余裕をもって一泊二日で登ってみようということだったから。
南アルプスといえば、3年前の北岳ー間ノ岳ー農鳥岳の白峰三山縦走を思い出す。
登山経験もあまりなかったけれど、ヨガで鍛えた体力には自身があったので、無謀にもテント泊での縦走を経験。ところが、シュラフと食料を入れた15キロは越えたザックを背負っての縦走は相当過酷で、北岳の小屋にはなんとか予定どおり到着できたのだがどうも食欲がない。
なんとかがんばって歩いたのに、せっかく持っていった食事はなかなか食べられなかった。後で見た写真を見るとめちゃくちゃ顔が膨らんでいたので、そのときすでに高山病にかかっていたのだ。にもかわらず、その後3日間歩き続けたのだから、最後の下山、奈良田への行程はもうへろへろだった。
下山後に見た足は大根のように膨らんでいて異様だったし、翌日はみぞおちあたりが痛くて歩くのも大変だったぐらい。
念のため病院に行き、高山病だと診断された。
高山病はそのまま無茶をすると心不全や肺水腫、脳水腫になってしまうから気をつけるようにと怒られた。
今回は母と一緒にゆっくり登り、仙丈ケ岳の頂上小屋に一泊である。
途中、滝があったり、雪渓があったり、お花畑を見たりと楽しい。
そして南アルプスの水は冷たくてほんとうにおいしかった。
また翌日見た朝焼けも素晴らしいものだった。
富士山に、八ヶ岳、向かいには北岳、奥には塩見岳が見えた。
頂上に泊まると雲上の素晴らしい太陽を拝めることが何よりも嬉しいしありがたいと思う。
翌日の下山後は、登山口近くに最近話題のスポット、ゼロ磁場があるという伊奈山脈の一部、文杭峠に行ってみた。車1台通れるぐらいの細い道を行くと、駐車場のある峠に出る。
この駐車場のすぐ側は、地元の村興しのような場所になっていていまいち。
でもそこから砂利道を少し行ったところに、滝の流れるすばらしい場所があった。
すでに何人かの人がござを広げたり、デッキチェアを並べてりしている。
いい気のでる場所ということで、しばらくじっとしているみたいだ。
確かに地面からいい気が流れている。
ここは日本を分断する「中央構造線」の真上にあるらしい。
ここは日本を分断する「中央構造線」の真上にあるらしい。
なので、エネルギーのぶつかりある場所、プラスとマイナスがぶつかるゼロ磁場としていい気が流れているのだ。
滝から流れる水は甘くて、とてもおいしい。
しばらく裸足になって素足を浸しているのもとても気持ちよくて癒される。
登山の疲れもあっという間に取れるようだった。
もちろん帰りには高遠の温泉に寄った。
いつも眺めている山として甲斐駒ケ岳に登ろうと思っていたのだが、その隣の仙丈ケ岳はすばらしいお花畑と景色に恵まれたとても楽しい山で、いい夏山登山になった。
高山植物ファンの母も大満足で、今回だけで「夏の高山で見れる花写真集」ができてしまうほどだった。
秋には甲斐駒ケ岳に登ろうかなあ~
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