木曜日, 10月 26, 2006

Baden-Baden


先日北海道の定山渓に紅葉を見に行った。
紅葉のメッカのようなところなのでさすがにとても綺麗だった。

ただ泊った宿が、まあ大型温泉ホテルにしてしまったので食事はX
温泉はよかったが内湯の大浴場が「メルヘン宮殿風呂」とかいう、笑っちゃう名称のものだった。
もちろんローマ風の大理石っぽい仕様だけど、かなりお粗末な感じだった。

そこで思い出したのが、去年ドイツに行ったときに訪れたBaden-Baden。

町全体が湯治場といっても日本のようなおじいちゃんが長逗留する感じではなく
カジノなどの娯楽施設やレストランもかなり充実していて、温泉療養で長期間過ごしても飽きさせないようになっている。

なるほど、モーツァルトの奥方のコンスタンツェが療養に行ってわけだ。
ちなみに日本では「クアハウス」ってSPAみたいなイメージがあるけど、もともとはBaden-Baden発祥らしい。カジノなどの娯楽施設を備えた場所のこと指すそうである。

Baden-Badenには二つの有名な温泉がある。

ひとつは1877年開業という歴史の古いフリードリヒスバート。
こちらは水着を着用しないで全裸入浴の温泉施設で当然混浴。
http://www.roemisch-irisches-bad.de/

もうひとつはカラカラテルメといって温泉天国というか子供たちが遊べるようなプールみたいな施設で水着着用が基本。

両方行ってみたが、お勧めはなんといってもフリードリヒスバート。
はじめは全裸ということでちょっとひるんでしまったが、入浴後の気持ちよさは抜群だった。

入浴の順序が番号順になっていて番号の通りにすすんでいけば入浴コースが一通り終わる。

まず最初に体を綺麗に洗ってから低温サウナ、高温サウナ、アロマ入りのミストサウナのあとに低い温度の温泉、そのあと徐々に温度を上げていくが日本の温泉のような高温のところはない。
だいたいぬるいかなっていう感じのお風呂にゆっくり長時間つかる。

最後のお風呂までは男女別なのでいいのだが、最後は天蓋のあるかなり大きなローマー風のお風呂で混浴だった。

さすがにここに入るのは勇気がいったが、誰も何も気にしてないの様子だったのでのんびり入ることはできた。(でも日本人の男の人がいたら別かな?? あの時はいなかったからよかったけど。)

最後のお風呂からあがったら、クリームタイムというのがあって、全身にクリームを自分で塗る。

そして最後がお休みタイム。

天井の高い大きな丸い部屋に放射線状にベッドが並んでいるので、そこに横たわるとおばさんがやってきて、まるで蓑虫のように毛布で包んでくれる。

そう、まるで子宮の中にいるような気分で、超リラックスしながら30分お休みするのだ。

もう。それは至福の時だった。

ぬるいお湯にかなりの長時間つかるのは、かなりリラックス効果が高い。
で、ゆっくり横になるとまた格段に効果が高くなる。

ドイツに行かれる方は、ちょっと足をのばして温泉療養にでかけたらいかがでしょうか?
かなり満足度高いです。


*ちなみにこちらはお勧めホテル↓
Steigenberger Europaischer hof

クアハウスの目の前で朝食がとってもおいしかったです。
http://www.europaeischer-hof.steigenberger.com/servlet/PB/menu/1003545_l1/index.html

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