土曜日, 3月 24, 2007

コメットハンター

木内鶴彦さんという方の講演会に行った。友人が以前から興味があった人なので一緒に行かないか?ということである。

木内さんはコメットハンター(彗星探索家)であり臨死体験者というおもしろい経歴をお持ちの方だ。
1862年に一度発見されたスイフト・タットル彗星を1992年に再発見したそうだが、2126年に再び地球に再接近したときに衝突する可能性が高いということがわかった。それを回避するにははるか遠くで核ミサイルを爆発をさせて進路を2度だけずらすことができる。そのために宇宙ステーションの建設を提案したそうだ。このことが映画「ディープインパクト」や「アルマゲドン」のモデルとなった。

彗星を探索する以前は自衛隊の管制官として働いていたそうだが、23歳のときに原因不明の病に倒れ余命1週間と宣告される。そして1週間の後に30分の臨死体験を経験して見事生き返ったそうである。臨死体験というよりは死亡体験とおっしゃっていた。というのは脳も停止していたから。


心臓も脳派も停止した後の世界。

意識と視覚、聴覚ははっきりしていたそう。

なので自分の体を外上から眺めていた。父や母が言っていることもよくわかった。でも自分が言っていることは通じない。そうこうしているうちに兄はどうしているだろう?と思った途端、車に乗って病院に向かってい兄の側にいた。こんな体験から、思ったところに自分の意識が瞬間移動することがわかった。

場所も時間も越えて意識は動くことがわかった木内さんは、宇宙の始まりが気になった。というのも星が好きで物理を研究している青年だったから。


と思った瞬間宇宙の始まりを見た。


始まりはビッグバンではなく、膨大な意識の中にひとつの「ひずみ」が生じたからだそうだ。

その「ひずみ」が瞬間に解消に向かう動きこそが宇宙エネルギーの流れを作り、3次元という時間と空間に支配されている世界を作ったそう。

そして、太古の昔には月はなかったそうである。月は地球にむかったやってきた氷を持った彗星。太陽に近づいたときに大量の水蒸気を発生させたまま地球に近づき、地球に大洪水を発生させた。そこで地球の生態系がまったく変わったそうである。それ以降月の影響を受けることになる。


どの文明にも洪水の物語があるので、そんなことがおこった気がする。


そして未来の地球も見た。なぜか二つのバージョンを見たそうだ。ひとつは緑の中で子供達に星のことを教えている自分ともうひとつは砂漠の中で呆然としている自分をみた。


これは今のやり方次第でどちらの運命も選択できるということに気付かされたそう。そして、現在ごみ処理の研究やお金に振り回されない循環型の社会の構築を目指して活動している。人間も地球の中のサイクルの一部であるという自覚。お金に振り回されないで生きていくために農業を中心とした循環型社会を作っていく。


ごみ処理の方法は頭が痛いところだが、太陽エネルギーを利用しゴミを分解し、そこでできた炭素を利用して乾電池を作りそれをエネルギーとして利用できるのではという研究をかなり進めているそうである。ごみ問題と新エネルギーを同時に解決するシステム。


まさに地球にある資源を使わないで外にあるもの、熱のをもっている太陽を利用するわけだ。実現したらとても画期的なことである。
地球の争いの大多数は地球にあるエネルギー資源をめぐっての戦争であったりする。石油でもなく、原子力でもないエネルギーを使えればすばらしいこと。
ただ気をつけなければならないのは、企業に利用されるとその場主義、企業の収益さえ向上させればいいという考え方に終始するとまた争いのもとになってしまう懸念がある。


また今アル・ゴアの映画「不都合な真実」などで言われている温暖化の問題。二酸化炭素の排出だけが問題視されているのも疑問である。

それよりも深刻なものに光害(ひかりがい)というのがあるそう。それは夜も明るいことにより、植物がストレスを感じて枯れていくそうだ。植物だって眠りたい。
植物が枯れるとどうなるかというと、もちろん酸素がなくなって人間は生きていけなくなる。こんな事態はどうやっても避けるべきである。確かに必要もないのに電気をつける。きれいだからライトアップする。大都市にいると暗いときなんてない。
でも夜は眠るもの。必要最低限の街灯があればいいのだから。

こんなことを聞くと地球の未来が見えてくる。今差し迫った危機である。



木内さんは臨死体験以後、自由に意識を飛ばして過去、未来へ時空を超えて行けるようになった。おもしろいのは自分が行った過去がほんとうなのかと思い、あるとき神社に落書きをしたそう。そして、現在その神社に行ったらあったそうだ。自分の書いた落書きが。「つる」と書いた落書きが土佐神社にあるそうだ。

地球生態系が維持される環境共生型の産業構造と経済システムを研究している木内さんの本





とても突飛といえば突飛な体験なので、信じる信じないはあるが、今地球が抱えている問題を意識すべきであるし、一人一人の意識変革が必要だ。

このまま放置しておくと暗い地球の未来を見せてくれたが、同時に今やれることもある。


地球にある資源を使わないでエネルギーを作り、消費、処理、再生できるようになったら素晴らしいことだと思う。人間も大きな生態系の一部であるという自覚を持ち、地球全体で物事を考えていかなくてはならない。


4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Makiさん、

地球温暖化はたぶんウソか、ただのテーマでしょう。たぶん。

こちらをご一読ください!↓↓
http://tinyurl.com/2m65zf

エクスパット

maki さんのコメント...

エクスパットさん

参考図書ありがとうございます。
かなり興味深いですね。

南山宏治さんのブログでも指摘されていましたが、大々的なニュースや出来事に裏側は必ずある、ということですね。

真実の報道というのはないのでしょうかね。

maron さんのコメント...

何を隠そう、私は彼と彼のチームとテレビのクルーと一緒にオーストラリアにシューメーカーレビー彗星が木星にぶつかるのを見に行くツアーに参加しました。すごく少人数だったので、楽しかったなあ。懐かしい。

maki さんのコメント...

そうなんですか~
それは素晴らしい体験ですね。

星の見方とかも習ったのかな?