木曜日, 1月 25, 2007

マリーアントワネット

先日公開したばかりの「マリーアントワネット」を見に行った。あのコッポラの娘のソフィア・コッポラが監督だ。

彼女の映画「ロストイントランスレーション」は確かアカデミー賞をとったりして、今の東京を描いて話題になった。

今回は「マリーアントワネット」。

とても劇的な生涯を送った人で有名なのに、彼女にフォーカスした映画はなかったかもしれない。特にソフィア・コッポラが作るとなるとどんな風になるのかとても楽しみだった。


ベルサイユ宮殿があますことなく使われ、とても美しい。


それに豪華な衣装や彼女の好きだったお菓子にシャンペン、ゲームに興じるシーンや王妃としての慣習や生活のシーンなどとてもおもしろい。時代考証もちゃんとしているし、なんだかキャンディーボックスを開けたときのようなのきらきらした感じが素敵。


BGMはクラシックではなくポップスやロックを使っているのもなかなか。宮殿を抜け出して、夜中にパリの仮面舞踏会に出かけるシーンがあるのだが、まるで現在のクラブのような感じ。すごく楽しいのが伝わってくる。


そしてあまり知られていない彼女が感じていた世継ぎを生まないといけないというプレッシャー。
そうでないとオーストリアとフランスの同盟は成就しないのだ。


その中で自分の居場所というか生活を作りあげていったのだが、ルイ16世から宮殿の中にあるプチトリアノンをプレゼントされる。ここを彼女の好きな自然志向の場所に変えていく。動物を飼ったり植物を育てたりして、彼女の好きな場所を作り上げていくのだ。

そこの描写もとても素敵で、太陽と緑に溢れた自然な村みたいで宮殿の中とは思えない。

彼女がリラックスしているシーンは、光に溢れていて本当はこういのが好きな女の子だったんだ。考えてみると錠前作りと狩りが趣味の夫と違う世界で会ったなら以外とお似合いの夫婦だったのかもしれない。


映画を見ながら「ベルばら」のおさらいをしているような気がした。


なんせ私の小学校時代って「ベルばら」全盛期だったので、フランス革命の時代の歴史はこれのお陰というぐらい、頭に入っている。オスカル以外の登場人物は大体史実に基づいているから。

その頃勝手に自分の好きな「ベルばら」キャラを決めて呼び合ったりしてたな~
今思うと笑っちゃうけど、私はフェルゼン。


昨日はレディースデーということもあったが、女性比率高いというかほとんど女性。いろんな世代の人がいたがやっぱり思い出してるのかな~?

私みたいに。

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