日曜日, 1月 14, 2007

仏手柑


新年明けてからばたばたと日が過ぎてしまった。
私が今まで縁遠かったたシステム系のお仕事もやらねばならず、というかしたことがない分野だったので楽しかったが、時間があっという間に経つ。

何かうまくいかず悩んだり考えたりしているうちに時間はもう10時になっていたり。
(SEの方々が遅くまでプログラミングをしているご苦労がよくわかった。私のやっていることなんてかなり生ぬるいけど!)

とはいえやっと待望の会員サイトをスタートすることができた。
投資家教育と日本文化の発信という両輪でやっていく新しい試み。
新年に始めることができてなんとなく嬉しい。

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そんななか先日塩月弥栄子先生の初釜に行った。
毎年明治記念館で行われるが、今年はお天気もよくとても気持ちの良い日だった。
弥栄子先生は今年は89歳になられるがとてもお元気で素敵な方である。
裏千家大宗匠のお姉様にあたるが、お茶の教室はもちろんのこと冠婚葬祭や茶道関係の本を数多く執筆してらっしゃる。

初釜にはお正月のお飾りがあるが、普通米の上に炭、鯛、結び昆布、カチ栗を飾ったりするが、弥栄子先生の場合センスがあっておしゃれな方だからか、一味違う。

今年のはとてもおもしろい。
サルノコシカケの上に仏手柑(ブシュカン)というおめでたい柑橘が添えられていた。
とても奇抜な形をしているが、形状が仏の手に似ているということでつけられたそうだ。
何本もの手は千手観音を思い起こさせる。

何本もの手は救いの象徴。

食用ではなく昔から観賞用として用いられ、美術品の意匠になったりした。
有田焼に描かれた仏手柑がヨーロッパに渡り、なぜかマイセンのブルーオニオンのもとになったという説もあるそうだ。描かれていた東洋の果物は、ヨーロッパの人にはオニオンに見えたみたい。

仏手柑 
http://www.afftis.or.jp/mikan/mikan39.htm


おめでたいのでお正月に飾られるそうだが私は初めて見た。
なんだか得した気分。

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