金曜日, 2月 01, 2008

熊野詣とおひつまぶし



翌日も良く晴れて青空がきれいだったが、気温は低く寒かった。



でも、熊野市から新宮に向かう42号線は、途中七里御浜という長い長い浜辺の横を走るのでドライブは快適。白い砂浜が続いていたり、やしの木があったりして南国の様相である。




まずは、自然の岩がご神体の花の窟神社(はなのいわや)という海岸側の神社にお参り。


イザナミノミコトを祀っているが、神殿ななく、岩がそのままむき出しになっている。
とても明るくて、太陽の光と青い空が見える、素敵な場所だった。




その後新宮に入り、熊野三山のひとつ、熊野速玉大社をお参りした後、元宮である神倉神社に行く。


神社は神倉山という小高い山の上にある、ごとびき岩という大きな岩をご神体にしている。山の上なので急な階段を登っていかねばならないがとても眺めがいい。
この急な階段を松明をもって男たちが駆け下り、一番になったものがその年の勇者として讃えられる祭りが御燈祭りと言われ、毎年2月6日に行われる。


去年はこの火祭りを見に行ったのだが、この日は静かで美しい眺めを堪能した。


那智の滝、熊野那智大社をお参りして、本宮側にあるホテルひめゆりに到着。

熊野本宮に行ったら必ず行ってしまうお宿である。
なぜかというと、とーてもお湯がいいのと料理がおいしくて、お値段が安いから。


西日本で最大の露天風呂と和歌山の山海の幸を楽しめるシンプルだけどボリュームある料理がお気に入りなのだ。

温泉を堪能して、翌日は最後の熊野本宮大社をお参りした。
もちろん、両親には熊野古道を歩いてもらった。

なんといっても熊野詣のハイライト、最後の30分を歩けるように、手前の三軒茶屋というところで降ろしてあげて本宮で一緒にお参りした。

そして、もともとの本宮のあった場所、大斎原(おおゆのはら)も訪ねる。
以前はこの場所、熊野川の側に大社は建てられていたのだが、明治時代の大水で今の場所に移ったそうである。

いつ訪ねてもよい気の漂う場所だ。
熊野川の流れも穏やかで、水辺もきらきら光り、とてもきれいだった。

帰りは行きと違う道をということで、本道ではなく山間の千枚田を見ながら熊野市に出る。

千枚田は山の崖にある小さな土地を段々にしているところで、有名な写真スポットらしい。
ちょうどバリにあるライステラスのようなところである。

が、そこへ行くまでの道は、かなり細くて狭くて、対向車が来ないことを祈りながら行く。
なんとか到着したその場所は、素晴らしい場所だった。

宮崎駿の世界というのか、おとぎの国ような感じもする。
水を張った緑の頃はさぞか美しいだろうと想像する。


熊野市に出ると今度は海側の道を行って楯が崎という変わった岸壁を見に行こうということになり、311号線という県道を走ったのが、ここがまたすごい道。海岸線を縫うように走る道で、車1台がやっと通れるようなところばかりでかなり神経を使う。でも景色は最高に美しかった。


そんなこんなで名古屋についたのは18時半ぐらいだっただろうか。


久しぶりだったので、熱田神宮側の蓬莱軒のおひつまぶしを食べた。
土曜だったせいか、すごい人にびっくり。
20分待ちだったけれど、あっという間だった。




すごいボリュームだったけどおいしかった~




1杯目はそのまま、2杯目は薬味入り、3杯目はお茶漬けで食べるというのが流儀。


味は濃い目だけど、おいしかった。






帰りの新幹線はほとんど爆睡状態であっという間に東京に到着。
今回は3日間、ドライブの多いハードコースだったけれど、両親と一緒に旅ができてよかったし、うなぎでしめたので、なんだか元気かな!もちろん、神様のいる場所をたくさん沢山訪ねたのでパワーアップして帰ってきたような気がする。

これで今年も1年いけそう!

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