最近友人がはまっているというフレンチ、中目黒の「トロワピエロ」に行った。
ここはとてもジビエが有名だという。
というのも、仕入れにはこだわりぬき、信頼のおける方から、クオリティの高いものしか入れないといもの。
秋になるとジビエの季節というが、自分は鴨ぐらいしか食べる自信がない。
ずいぶん昔になるが、友人たちと美味しいフレンチワインを飲みに行ったときのこと。
確か、エシェゾーの88年とか?かなり古くて重いワインにということで、イノシシがでてきた。
その素晴らしく重いワインに合わせるべく、野性味溢れるそのイノシシはというと、ものすごいワイルドな匂い、獣の匂いがするすごいものだった。
で、なんとなく避けてきたイノシシくん。
ところが、トロワピエロさんでいただいたイノシシくんはとてもおいしかった。
イノシシの中でも、雑食のイノシシ、木の実だけを食べるイノシシ、ごみをあさるイノシシと種類があるそうだ。その中でも木の実を食べるイノシシを選んでいるという。
まるでどんぐりを食べるイベリコ豚のよう。
だからなのか、臭みはなく本当に美味しい。
またこの時期には最高という気仙沼産のカジキマグロのカルパッチョ。
こちらはトロのようにとろけて美味。
最後は北海道の雄鹿のタルタルをいただいた。
とてもまろやかで臭みもない。
このメインに合わせて、少ししっかりしたワインを聞いた。
こちらのソムリエさんはとても気さくで、料理の説明から、料理に合わせたワイン選びまで気軽に応じてくれるのが嬉しい。
こんなに国内のワインがおいしくなっているとは知らなかったが、いろいろな種類がありとてもおいしい。
今回選んでいただいたのは、洞爺湖のサミットでも出されたという甲府のワイン。
ラベルも黒白モダンで、揚羽の家紋がデザインされていておしゃれ。
味も申し分なくおいしかった。
とにかくこんなにジビエを食べたのは初めてだったけれど、選び抜かれた素材とオーガニックワインがとてもマッチしていたからか、とてもおいしくいただくことができた。
たぶん、地産地消を心掛けているからだろうか。
季節にあった自然のものを、旬の時期にいただくというのが一番おいしく食べることができるのだ
ということ実感した体験だった。
なんでもそうだけれど、食べるということは命をいただくことなのである。
野菜だってお肉だって、感謝していただく、ということを考えるお料理なのだ。
最近自給率を上げる話が話題になっているが、国内産のものでこんなに美味しいフレンチが食べれるのである。もっと注目していくべきだと思った。
2 件のコメント:
この記事を拝見して先日トロワピエロに行ってきました。
夏には夏のジビエがあるんですね。今まで食べたジビエで一番美味しかった。
もちろん野菜や鮮魚も申し分なし!
すごい人気店なんですね。
私もあれ以来通ってます。
先日私も行きましたよ~
夏でもジビエ。キジバトをいただきました。
日本海の鮮魚もおいしかったです。
もしかしてニアミスしてるかもしれませんね^^
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