月曜日, 4月 09, 2007

ほろ酔いの大阪

先週末大阪へ出張する機会があった。
もちろん仕事の後は奈良と滋賀を見てきた。
ちょうど桜が咲く頃だったのであえて京都は避けてみたわけ。

久しぶりの大阪。

私の両親は大阪生まれ大阪育ちで、私も10歳まで大阪にいた。
もちろん家の中は関西カルチャーである。

おうどんは薄味だし、おでんは関東炊き、月に一度はお好み焼きを家で食べて育った。


物心ついた若者の時は大阪という町にはいなかったので大人の遊びはよくわからない。
が、小さな頃の記憶をたどると詳しくは覚えてないけどなんだかノスタルジックないい思い出を感じる。

もちろん大阪の食べ物も関西弁も好きだし、歴史が残る京都、奈良も大好きだからか?



この度は久しぶりの心斎橋を歩いてみた。


ネオンがまぶしい、雑然とした町というのはかわらない。
やはり観光客も多く、シャーターを押してくれと頼まれる。




大阪はほとんど知らないという一緒にいた同僚によると、心斎橋の名物は道頓堀の飛び込みとナンパらしい。しかし、道頓堀の戎橋には高い塀が出来ており、川べりには遊歩道が整備されていた。

そして、ナンパしているシーンを目撃することもできなかった。


でも名物のたこ焼きはやっぱりおしかった。

その後はもちろんお好み焼き。
大阪の友人の教えてもらった「美津の」に行く。

いつも行列を作っているといってたが、案の定4組ぐらい並んでいただろうか。
ここはがんばって並んばないと。


たこ焼きのときも思ったが、お店の人がすごく手際がよく合理的なのだ。
だから並んでいてもストレスにならない。
食べてる人もさっさと食べて次のお客に譲る。

そう、関西のお客さんの目は厳しいのである。

たぶん手際が悪くて、もたもたしているとあっという間に悪評が立ってしまうのだろう。
そうやって関西の商売人が育っていくのかしら?


美津の名物のやまいものお好み焼きはふわふわでとてもおいしかった。

大阪にいると胃袋がいくつあっても足りない・・・



翌日は父親の出身地である阿倍野あたりをうろうろした。


子供の頃、両親の通っていた南大阪教会に行ったときの記憶が少しあるが、路面電車が走っていたのは知らなかった。路面電車に乗って晴明神社に行ってみた。

京都にも晴明神社はあるけれど、阿倍野のは晴明が生まれたところということらしい。


父親の保名はここの出身だからだ。

歌舞伎にもある葛乃葉伝説によると保名と白狐の子が晴明になる。
もちろん境内の中に稲荷神社も祀ってあった。


そしてお昼は新世界。
憧れというか大阪の下町、通天閣のお膝元でどうしても串揚げを食べてみたかった。

土曜のお昼ということもあって家族連れや観光客も多い。
家族が入れるような大きなお店もあったが、やっぱりおっちゃんがいるスタンディング串揚げやさんに入ってみた。

混んでいても場所をぐいぐいと空けてくれる。

串揚げはその場で串を作って揚げてくれる。ここでもてきぱきしたおじさんの手際のよさを発見。
揚げたてはとってもおいしかったし、なんとなんでも1串100円。
もちろん共同のソーストレイは2度浸け禁止。



串揚げを頬張りながら、ぼんやりとテレビを見る。

大阪のテレビは前日のタイガースの公式戦初日の話題ばっかりだ。


大阪の春、ほろ酔い気分でなんだかいい。


2 件のコメント:

maron さんのコメント...

 たこ焼きも串揚げもおいしそう!! 心斎橋も阿倍野も久しく行っていないので行きたくなりました。

maki さんのコメント...

やっぱり大阪は食い倒れの町でっせ~