日曜日, 9月 30, 2007

Autumn in Tateshina


なかなか天気が定まらない東京だが、蓼科は一足先に秋の気配。
連休を利用して諏訪大社のお参りと最後にひとつだけ残していた八ヶ岳連峰のひとつ阿弥陀岳に登った。



諏訪大社は諏訪湖を中心に茅野(東京)よりに上社(前宮、本宮)、北側の下諏訪に下社(秋宮、春宮)と4つの社がある。もちろん、7年に一度の御柱祭りのときにはそれぞれの社に使う柱をそれぞれ切り出し、運び、建てるのだ。
なかなか4つののお宮を一気にお参りするのは大変なのだが、友人のリクエストもあり1日を使ってお参りした。

蓼科を出るときは曇りだったのが、里に下りると晴れ上がり、良い日になった。

お彼岸ということもあるのか、なぜか人が多い。
そうそう、大河ドラマ「風林火山」の影響もあるのかもしれない。
そこここにノボリが立っていたから。

そして、お宮参りをしている赤ちゃんたちも何人も見た。
最近私の周りではベビーラッシュでたくさんのベビーが誕生しているのでなんとなく親近感がある。

なんだか明るくて、気持ちのいいお参り日和だった。

もちろん、お参りの後は秋宮近くの下諏訪の共同浴場「遊泉ハウス児湯」に入った。
下諏訪の共同浴場はどこも220円。それもとってもいいお湯なので満足。

紅葉にはまだ早かったが、あちらこちらに秋の気配を見る。

もう栗がなっていたり、黄金の稲穂がとても美しい。


もうすぐ刈り入れの季節になるのだろう。




そして、南八ヶ岳のひとつ、最後に残っていた阿弥陀岳(2805M)に登頂した。

私の都合で日帰りになってしまったので、一緒に登った母にはちょっときつかったようだったがこれで全部制覇したからいいかな?

阿弥陀岳は茅野側から見ると最高峰赤岳の手前にある山。
ただ、最後は急な登りになるので、ザックを手前に置いて登る人もいるみたいだ。

たしかに赤岳よりも急な気がする。




はしごがあったり、鎖があったりとスリル満点。

バランスを崩すと落ちてしまいそうだ。


頂上に着くと阿弥陀様の彫像の側にたくさん亡くなったい人の碑があったので危険なところなのだ。

朝は晴れていた天気も山の上では霧が発生して、残念ながら何も見えなかった。

晴れていたら向かいの赤岳も見えるはずだし、360度富士山も見えるはずだったけど、怪我なく登れたことに感謝である。



これでいつも下から眺めていた八ヶ岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳、権現岳、編笠山に登ることができた。




なんだか嬉しい!

金曜日, 9月 21, 2007

シチリアの日差し


「暑さ寒さも彼岸まで」というのに、暑い日が続いている。

異常気象のせいか、これからはこの言葉も使えないかもしれない。




(↑東京三田のざくろ)

ただ、暑いとはいえ真夏の暑さとは違い、からっとした暑さだ。


昨日は日中外に出る機会があり、なんだか懐かしいこの暑さ。




なんだったかな?

そうだそうだ。


ずいぶん前だが、9月にシチリアのシラクサに行ったときの昼下がりの暑さに似ている。


思い出したとき、ふっとあの町の記憶が蘇り、嬉しくなった。



火曜日, 9月 18, 2007

秋祭

どこからともなく篳篥と太鼓の音がする。

ここ2週間ほどは秋祭りのシーズン。東京の街を歩いているとどの町内会、神社でも秋の実りを感謝する秋祭りが行われているらしい。我が家近くの麻布、目黒、白金、三田、ここいらで小さな御輿を置きお囃子の音が聞こえる週末だった。


そしてお囃子とは関係ないけれど、この週末はわが母校の大学の同窓会が主催する宮代祭というお祭に参加(せざるをえなく)した。半年前から毎月打ち合わせに集まり、無事に終了したので今はほっとしている。


宮代祭は、同窓会が中心になってでバザーやラッフルをやったり、飲食コーナーやミニコンサートを主宰する。大学はまだ夏休みなので、学生が休みのうちに秋祭のようなものを行うわけだ。

私たちの担当はキッズルームといって子供達が遊べるスペースを提供する。正直いって年齢的にも時間の余裕のある人が少ない年次で、かなり参加人数も少なくやっとの思いでやり遂げたという感じ。


そのなかで私の担当はバルーンアート。1週間前に練習してなんとかなったが、風船をふくらまして、犬とかキリンとか作る。これが結構子供達には大人気で、とても忙しかったけど、子供達の笑顔を見てなんとかがんばれた。
秋の実りとは関係はないが、半年準備して終わったイベントなのでなんとなくお祭が終わった気分。

収穫といえば、私はここ数年、群馬で有機農法を実践しているある方の野菜を毎年送ってもらっている。本来なら雑草を取りにいったり、田植えに行ったりお手伝いをすべきなのだが最近は忙しくてなかなか訪ねることができない。


いつも、出来たとこペースで野菜を送ってもらえる。

春は去年仕込んだ味噌と米。そして春の菜っ葉類。
夏はとても多くて、トマト、胡瓜、たまねぎ、ピーマン、じゃがいも、茄子、インゲン、枝豆、とうもろこし、etc. 秋はもちろん、新米にそのうちサトイモ、だいこん、白菜など。
どれも本当の味がする野菜たち。とっても甘くてスーパーではなかなか買えない貴重なものばかりである。


夏はとーても大量の野菜が一度の送られてくるので大変。がんばってラタテュイユにしたりするのだが、この度大量のじゃがいもが送られて来たので、フランスのママンの味、ポテトグラタンと作ってみた。
ただジャガイモを牛乳で煮て、生クリームとチーズを入れて焼くだけ。大量にジャガイモを使えるでやってみる。ポイントはにんにくを入れること。
あまりホワイトソースが好きではない私でもにんにくを入れるとほんとうにおいしくできた。フランス人に食べてみてもらいぐらいだ。
というのは、ちゃんと心をこめて作った野菜に、いい食材、中沢の生クリームやグリュイエールチーズを使うだけで本当のおいしく作れるのだ。
もちろん他にコロッケも作ってみた。ほとんど揚げ物をしない我が家なのだけど、パン粉を買ってきて作ってみたらとてもおいしくできた。自家製はまた格別。

秋の実りに感謝しつつおいしい野菜をいただくと身も心も幸せになった。

いい素材のものをおうちでいただくのが一番のご馳走かもしれない。