日曜日, 6月 17, 2007

レンズ豆のスープ

今日は梅雨の晴れ間のからっとした良いお天気。

チケットの期限も迫っていたヨガのレッスンに昼過ぎに向う。
ヨガの教室は青山にあるので、その後なんとなく明治神宮に行きたくなった。
明治神宮は日本人より観光客が多かった。



いつもの通りお参りをしてから大御心をひく。


「大空にそびえて見ゆるたかねにも登ればのぼる道はありけり」

どんなに高い目標であっても止まない勇気と努力によって、見事に達成することができるという意味。

確かに。



直会(なおらい)も兼ねて、神宮内の休憩所でビールを飲んだ。
ヨガの後だからか、お参りの後だからか、超おいしい。


その後親友の家にお邪魔する。

彼女は今妊娠8ヶ月で家でゆっくりしているのでお茶のつもりで訪問したけど、結局夜半まで楽しく過ごした。

というのは彼女はオーガニックワインのインポーターをしていてお家においしいワインを備えてあるから。


またお家は都心のど真ん中にありながら目の前に緑が見えるベランダがあり、こんな夏な感じの夕べには最適な場所。とっても居心地がいい。


そこでゆっくりとワインを飲みながらおしゃべりをしていると、彼女のだんなさんが帰ってきた。

今日はテニスに行っていたらしい。


彼はお母さんがフランス人、お父さんが日本人のハーフでとても素敵な人。

なんでも、今朝目覚めたときに

「今日はレンズ豆のスープを食べる~!」

とイメージしたらしい。

さすがフランス人。なんでもレンズ豆のスープは居酒屋メニューのようなもので、おふくろの味でもあるらしい。


そしておいしいスープを作ってくれた。

にんにくとハーブの香りのするとてもおいしいスープだった。


そのおいしいスープを食べていると。南仏の夏の夕べのような気がしてとても嬉しかった。

火曜日, 6月 05, 2007

佐藤初女さん - 森のイスキア

大学の同窓会主催で講演会があった。

今回は佐藤初女さんという女性の講演会である。

86歳という高齢にもかかわらず、とても美しいしお元気そうである。

彼女は青森県岩木山のふもとで「森のイスキア」という癒しの家を主宰している。

ここには傷ついた人、疲れた人、心を病んだ人、体を病んだ人、いろいろな人が訪れるが、ここで何をするかというと一緒に料理を作り、ごはんを食べるのである。そして話を聞いてもらい、元気になってまた帰っていく。


そんなところだそう。


1995年に公開された「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第2番」に出演して世に知られるようになった。 第2番にはダライラマ法王やジャックマイヨールも出演している。


今回の講演は「人は人に磨かれる」というテーマで進められたが、初女さんは1時間半ずっとお話してくださった。


食べることは生きるのに絶対必要。

おいしいと感じた時に心の扉が開かれる。
そうすると自分ではっきりと感じることができてすぐに行動に移すことができる。

例えば相手をどうこうしようと思い悩むことはしないで、心を空っぽにして相手に置き換えてみなさいと。 そうすると相手は受け入れられたと感じ、信頼感が生まれ心を通い合わせることができる。


そして瞬間瞬間、一瞬一瞬、今ということを大事に生きること。

今日と明日は同じ日であってはいけない。
今というときに始めないといけない。



それを聞いてなんだか嬉しくなった。
私の信条、「今を生きる」
これでいいんだと。


とても印象に残ったのが「待ちなさい」という言葉。


最後の質問コーナーでは、人間関係について悩んでいる方が多かった。
その質問に一貫して答えてらしたのが、急がないでゆっくり時を待ちなさいということだった。

たぶん、苦しいときは苦しみ抜いてその先に神様におまかせするという感覚が生まれるのだろう。
自分でどうにかしようと思わないで、待つこと、手放すことを覚えなさいということ。

その中でも疲れてしまったときは森のイスキアを訪れるといいのかもしれない。


料理も同じそうだ。
心をこめて感謝して料理をする。
自然の食材で手の込んだことはせず、ちょっと時間を置く。

そうするととてもおいしくなるそうだ。

食材を命として考えて、命を生かす。
そして休むこと。その食材が透き通ったときに命の移し変えがおきる。


生きるというのは食べるということ、そして生かされるということ。



初女さんの作るおむすびの作り方を教えていただいた。

米を洗ったら30分は水につけて置く。
木のまな板を濡れ布巾でぬらしておいて炊き上がったご飯を置く。
にぎるときに水は使わないそうだ。塩だけを使ってにぎる。

そうするとおいしいおむすびが出来上がるそう。


どうしようもなく疲れた時は、心をこめておむすびを作ってみるといい。
ごはんを食べると元気になって悪いことも飛んでいくそう。

初女さんのインタビュー記事

http://www.ntt-f.co.jp/fusion/no27/tokusyu/tokusyu.htm